無理は禁物 ページ42
ヤマダが戻ってきたのは、満月から5日後だった
ヤマダ「お嬢様」
『ヤマダ!!!!!』
ヤマダ「声が大きすぎますって」
相変わらずヤマダは冷たい
2週間ぶりだろうか。ヤマダに抱きつくとヤマダの匂いがした。落ち着く、懐かしいそんな匂いだ
ヤマダ「お嬢様、お勉強の時間ですよ」
『絶対イヤ』
ヤマダ「お嬢様、結婚できませんよ」
『あ、ヤマダ。リョウスケに逢えたの!』
もう知ってますよと言わんばかりの顔をするヤマダ
良かったですね、と言われて自分の顔が綻ぶのが分かった
ヤマダ「お嬢様、その殿方と会われることは何方かを傷付ける事になります。その覚悟はお持ちですか?」
『私、逃げたりしないわ』
ヤマダ「そうですか。健闘を祈ります」
西園寺様には本当に申し訳ない
でも、また出会って思い知った。初恋に勝る想いはないと。毎日を共にしたリョウスケは幼い私にとっては家族同然だった。
ヤマダ「お嬢様、無理は禁物ですよ」
クスリと笑って立ち上がったヤマダの背中をずっと眺めていた
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご | 作成日時:2020年10月20日 0時