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3.蝶 ページ3
ASide
今日は朝早く目覚めてしまった為気晴らしに自分の家にある屋上に行く
ｶﾂﾝ
ｶﾂﾝ
そんな音を響かせながら階段を上がるｶﾞﾁｬｯ
屋上の扉を開けるとまだ4月と言うものの肌寒く薄暗く星がチラホラ舞っている…
A「……寒い」
ポツリと呟き寝っこがるそこに移るのは私の心と正反対な綺麗な空だった…A「綺麗…」
そう言ってる私は一番綺麗じゃない。現実はそう甘く無くて『完璧』を皆が口を揃えて私に期待する。そんな生活が私に取っては苦痛で仕方なくてジサツしようともしたけどそんな勇気無くてでも辛くてだから私は笑うのも泣くのも難しい私は皆が口を揃えて言う『完璧』にならないとイケナイから今日も私は『完璧』に計算された『仮面』と言う名の【笑顔】を作る。私が自分を守るにはこれしか出来ないから…皆そうだ相手より自分の方が可愛いし大事だけど私は違う親には『相手が先自分は後』そう言われて生きてきたでも私は簡単にその言葉には乗らなかった自分より相手を思ってしまうのはその人が大切だから思ってしまう事だ。皆私は『完璧』だからと言う理由を添えて私の周りに人が寄って来るハエの用にブンブン周りを飛び交うストレスになる…
A「もう朝じゃん…」
先程まで舞っていた星は消えて桜と一緒に風来る…
A「新学期なんだからしっかりしなくちゃ…」
私が私である為に変えなくちゃ狂った可笑しい世界を……
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作者名：@十六茶 | 作成日時：2022年8月1日 17時
