26話 ページ27
ミクside
全部分かるわけじゃない。
だから聞かれても、何も答えることは出来ない。
だからまふゆに、
「A、何かあったの？」
って聞かれても、
『分からない。でも、何かはあった。』
しか答えられない。
この答えもあってるか分からない。
根拠はない。なんとなく、だけで。
....私がお願い、をした時、
瑞希とまふゆはなにか知ってそうだった。
なのに、まふゆは私に聞いてきた。
まふゆも感じ取っていたのかな。
「.....ミクは知らないんだね。」
奏にそう言われた。
『.....うん。』
そう。私"は"何も知らない。
だから私は聞いた。
サイドテールのピンク髪の子に。
『......何か知らない？
______瑞希』
瑞希は少し驚いたように目を見開いた。
その表情はすぐに変わり、悲しそうな顔をした。
_____あぁ。多分。
「.....ボクは」
______この子でさえ
「....ボクも何も知らないんだ。」
表情からわかった答え。
分かってはいたけど、実際聞いたら、とてつもなく悲しい。
「瑞希にも分からないなんて.....そんな」
絵名はきっと何も知らない。
私と同じで瑞希はなにか知ってると思ってたのだろう。
「......でも瑞希。瑞希は分かってたでしょ？」
奏とが瑞希に問いかける。
「.....最近、なんだけどね.....」
瑞希とAは同じ中学なのは知っていた。
最近.......か。
「まふゆも、何かあったのは知らないけど知ってたのは知ってたでしょ？」
また、奏がまふゆに問いかける。
「....私も、気づいたのはつい最近だよ。」
「......ちがうよ。ちがう！！！Aはそんな子じゃない！」
『絵名.....』
きっと、自分がAのことに気づいてなかったことに、腹が立ったのだろう。
「....じゃあ絵名は、Aの何がわかるっていうのさ。」
絵名と瑞希がケンカしかけたのは初めてかもしれない。
「......まだそんなに会ってまもない絵名が気づくはずないよ。.......ボクの方が悔しいに決まってる....！！」
確かに瑞希は中学からの知り合いだ。
1番悔しいのは瑞希。
「....ボクは何回もAから救われた。友達なのに.....Aのことに気づかなかったんだ！！」
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます！最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます！貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ！！ありがとうございます〜！返信遅れてすみません。更新頑張ります！！笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！楽しみです！更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵豆腐 x他1人 | 作成日時：2021年10月9日 19時
