生徒会の王子達は…

#9 verきーね ページ15

桃side

さ「…ふぅ。この書類は終わった…と。」

トントン、と書類を束にしてまとめる。

莉犬は購買に飲み物を買いに行った。

…それにしても…


"うん、可愛いよ？♡"

さ「あ"あ"あ"あ"あ"！///」

やばい、かなりやばい。

いくら好きだからとはいえ、可愛いよなんて、普通は言わない。

付き合ってないのに！

さ「やってしまった…！///」

俺だって人間だ。人並みには照れる。

きっと、今の俺は耳まで赤く染まっている。


冗談に決まってんだろ、なんて。

それこそ冗談だ。可愛いと思ったのは事実。

だけど、それを口に出すなんて…

さ「ああぁ…///」

恥ずかしい！

黒歴史！

確定演出だよ！マジで！

はっ、いかんいかん。

仕事に集中しなければ！

よし！集中集中！


ー5分後ー


…莉犬、遅くねぇか…？


ーまた5分後ー


…遅い…


ーまたまた5分後ー


遅い！遅すぎる！

どこかで絡まれているんじゃ…

さ「っ、あぁ、もう！」

ガチャッバンッ！

俺は急いで生徒会室を飛び出した。

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