フレップ 2 ページ5
「おねえさん俺にも注いでくれる？」
杉元さんは店主にそういうと、フレップワインを飲み干し、コップを鯉登少尉の頭に当てた。
それがきっかけとなり、二人が取っ組み合いの喧嘩を始める。私はチカパシくんに声をかけ、離れたところでその様子を眺めていると、店主が再び何かを思いだしたかのように「あっ」と声を上げた。
「ぼうやも初めて見るアイヌの子だねぇ、どこから来たの？今日は二人目だわ」
「二人目？」
「それ詳しく教えて！」
私と杉元さんが思わず聞き返す。すると、店主は話してくれた。店主曰く、いつも魚を売りに来る犬ぞりのお爺さんと共に来ていたらしい。
先程、アイヌの集落へと帰っていったそうだ。
杉元さんは店主にその集落の場所を聞くと、すぐ様店を出ていく。
「待ってください、杉元さん！」
私は慌てて後を追うと、それに続くように他のみんなもついてくる。
杉元さんを先頭に、私達は林へとかけていく途中、ロシア人にであった。月島軍曹がロシア語でアイヌの女の子を見かけなかったかと尋ねると、手で方向を示してくれた。
「少女が1人で森に入っていくので止めようとしたが見失ったそうだ。この時期はまだヒグマも冬眠していない」
それに、と月島軍曹は続ける。
「このあたりの森は……ヒグマよりももっと凶暴な動物がいると言っていた」
「どんな生き物だ？それは……」
白い息を吐きながら、鯉登少尉がそう呟く。樺太には、きっと、北海道と違って未知の生物が数多く生息しているのだろう。
もし本物のアシリパだとして、今一人なら、危ないかもしれない。私達の間に緊張が走る。
その後、谷垣さんが子供の足跡を見つけ、あとを辿っていくと一人の女の子がいた。アイヌの格好をしているが、北海道のアイヌとは少し違う衣服を身にまとっている。
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塩わさび(プロフ) - あもさん» 雄みある、押せ押せ鯉登少尉にしてみました👏👏 (2023年3月12日 16時) (
レス) id: bea5a70fe9 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - 鯉登さーーーーーーんッ(；ﾟДﾟ) 鯉登さん夢主と急接近しまくりでもうパニック！！！ (2023年3月5日 20時) (レス) @page41 id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび(プロフ) - あもさん» 本音がポロっと出ちゃいましたね…😳💕 (2023年2月22日 20時) (レス) id: bea5a70fe9 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - まっ///鯉登さんべた褒めですな〜♡♡♡ (2023年2月19日 19時) (レス) @page18 id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび(プロフ) - あもさん» コメントありがとうございます。やっとこさ仲直り（？）できました🥰 (2023年2月11日 20時) (レス) id: bea5a70fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2023年2月10日 22時
