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そして、時は流れオータムライブ1週間前。
Trickstarが秀越学園に来るらしく、私もプロデューサーとして彼らを出迎えたかったのだが、生憎仕事が入っておりそれは叶わなかった。
代わりに七種くんが出迎えるらしかったが、何やら企んでいる様子。
まぁ、一応彼はコズプロの副所長なので、変な事しない限りは変に口は出さないでおこう。
(……にしても疲れた。さすがに休みなしはキツいなー)
Adamの2人と、オータムライブに向けての打ち合わせも入っていたため、七種くんが事前に指定してきた秀越学園の一室に、コズプロ所属時に貰った端末を使って入る。
「失礼しまーす……あ、誰もいない感じですね」
まぁ、指定時刻までまだ全然余裕があるし、私が早く来すぎただけだ。
ドアを閉め部屋の電気をつけると、デンッと中央にある真っ黒のソファに腰を下ろす。
その瞬間、ドッと疲れが私を襲った。
(……あ、ヤバい寝そう。でもここで寝たらさすがにまずいよねー)
_______________と、思っていた私だったが普通に寝ていた。
意識がうっすらとある時、私は気付く。
(手が何か温かい。何か体に掛かってる。それに、頭にあるのソファの感覚じゃないような……)
ゆっくりと重たい瞳を開けると、1番最初に視界に飛び込んできたのは天井ではなく、乱くんの顔だった。
「……あ、Aちゃん起きた。おはよう」
(………………は？)
ここで、私は自分の置かれている状況を初めて理解した。
……私、乱くんに膝枕されてる。
それに、私の体に掛けてあるのって乱くんのジャケットだよね？彼、ブラウスだけだし。
あと、私の手。乱くん掴んでるよね？
「ご、ごごごごごめん乱くんっ!!!」
慌てて起き上がろうとすると、彼は私を窘め再び自分の膝に私の頭を置いた。
「……このままでいい。折角、Aちゃんとの時間が取れたんだから」
今度は、私の指に自分の指を絡めて、嬉しそうな顔でにぎにぎしてくる乱くん。
何も言えない。可愛すぎて、何も言えない。
というか、羞恥心で私が死にそうっ！！
(これ、いつまで続くの……？いや別に嫌ではないけど恥ずかしいだけなんだよね！！私が！！)
結局、これは七種くんが来るまで続き、彼が来た途端飛び起きて「お疲れ様七種くん！」と挙動不審になりながら彼を出迎える事になってしまった。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
