芸能界の裏にはご注意を ページ12
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コズプロと契約を交わしたものの、実はそんなに実感が湧いていない。
学園で勉強をし、プロデュースをし、作曲の依頼のために他の事務所に出向いたりと、事務所に所属する前と大してそう変わらないのだ。
唯一変わったことと言えば、Eveだけでなく、AdamとEdenのプロデュースを少しずつやり始めた事ぐらいだろう。
そんな時、Edenに仕事の依頼が舞い降りた。
「ゲーム制作会社とのコラボ……？」
「えぇ。つい先程事務所の方に依頼の電話が掛かってきまして、条件も良かったですし、我々Edenの宣伝にもなるので引き受けました」
七種くんから依頼内容をまとめた紙を貰い、彼の話を聞きながらそれに目を通す。
依頼内容だけ書かれており、詳細はあまり書かれていなかったため、後々ゲーム制作会社と打ち合わせはするのだろう。
「早速ですが明日、ゲーム制作会社へと出向いて打ち合わせを行って参ります！」
「オレたちは行かなくていいんスか？」
「えぇ、大丈夫ですよ。自分とAさんで行きますので」
……は？
今、七種くんなんて言った？
「Aさん。急で申し訳ないのですが、明日のスケジュールの都合は大丈夫ですか？」
「あ、うん。全然大丈夫だけど、本当に急だね」
「本当はもう少しゆとりを持ちたかったのですが、何分自分のスケジュールの都合もありまして、明日しか時間が取れなかったのです」
成程……学生実業家は大変だな。
私自身も(主に心の)準備とかがあるし、出来ればもう少し余裕を持ちたかったが、何があるのか分からないのが芸能界。
それに、自分中心で考えてちゃあ社会では生きていけない。
「分かった。じゃあ、私は今から学園に公欠願を貰いに行ってそのまま提出してくるから、明日の詳しいことはL＊NEでお願い」
「あいあい！お気を付けて、Aさん！」
打ち合わせで集まった4人に手を振ると、私は駆け足で学園まで向かい、公欠願を貰いに行った。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
