検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:199 hit

☆3 ページ4

「本当?本当に、やっつけてくれるの?」

 一度暗くなった妖精の顔にまた、向日葵が咲いた。

「勿論。やってやろうじゃない!」

 インフェルノはそう叫び、ショッピングモールの中へ入るために今いる場所から飛び降りた。

 雨のにおいがする。炎タイプが水に弱いのは、どのゲームにも共通している所だ。かすみだった時以上に、体力を持ってかれる気がする。

「そういえばあんた、名前は?なんていうの?」

 赤い高級車を蹴りながらインフェルノは妖精に問うた。妖精はインフェルノの肩付近で飛びながら、名前はないよ。今まで必要なかったもの、と答えた。

 白いワゴン車の上で、インフェルノは足を止めた。彼女もまた、少し前までのかすみと同じように、一人だったのだろうか。質問してみたかったが、喉元まで出かかった言葉は何とか飲み込んだ。そんな質問をしても、悲しくなるだけだ。

「じゃあ、あたしが名前、つけたげる。そうね…エデン・インフェルノの相棒だから、フレイミィなんてどう?」

 妖精―――フレイミィは、嬉しそうに大輪の花を咲かせ、インフェルノの周りを飛んだ。

終わり←☆2


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:魔法少女 , 妖精 , 日向蜜柑 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:日向蜜柑 | 作成日時:2019年12月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。