短編集！《2》

噂のスクアーロさん【仔スク】《甘ギャグ?》 ページ19

たくさんのマフィアの子供が通っている学校


そこに私は通っている


一流のマフィアになりたい人、時期ボスになる人


通ってる理由は人それぞれだけど、強者ばっかり揃ってる


その中でも問題児ってのが存在するらしい


先輩ばっかりだと思ってたけど、そうでもないみたい


うちの学年にもとんでもないヤツがいるらしい



”S・スクアーロ”



なんか聞いたことがある名前だなと思ったら、この間東の方の凄い剣士さんを倒したって噂が広まってた人だった


皆は怖いとか近寄りたくないとか言ってるけど、私は1度も彼の姿を見たことが無いからよくわからない


友達に言ったら、見たことないの!?って、有名だよってゆー顔でビックリされた


反応になんかムカっときた私はそのスクアーロさんを見てみたいと思った


先日友達に言ったら、今はまた何処かに行ってるって言ってた


なんか少し残念



友達｢A。A、聞いてる?｣


A｢えっ、あ･･･何?｣


友達｢はぁ･･･聞いてなかったの?｣


A｢ご、ごめん｣


1度回想に入ると何も聞こえなくなってしまうのが私の悪い癖


いつの間にか昼休み時間になっていて、教室はガヤガヤとしていた


A｢あー･･･で、なんの話?｣


友達｢もう。･･･この間言ってたS・スクアーロ。戻ってきたらしいよ｣


A｢えっ!?｣


友達｢皆その話題で騒いでるよ。まったく、どんだけ自分のワールドに入ってたのよ、A｣


A｢えへへへ･･･｣


友達｢で、どーするの?アンタ見てみたいって言ってたじゃん。行くの?｣


A｢えっ、んー･･･やっぱり怖いから･･･いいかな｣


友達｢ふーん。じゃ、お昼ご飯買いに行こ｣


A｢うん｣


私は友達に連れられてお昼ご飯を買いに向かった



しばらくすると、廊下に沢山人が集まっているのが見えた


･･･なんだろ


男1｢おい、スクアーロだぜ｣


男2｢帰ってきたっての本当らしいな｣


スク･･･アーロさん?


友達｢あー･･･これスクアーロの野次馬か｣


A｢･･･どこにいるの?｣


友達｢ここからじゃ見えないね。･･･何、気になるの?｣


A｢んー、やっぱり少しね｣


友達｢へー･･･。こっち通れないから別の道行こ｣


A｢あ、うん｣


友達の背を追って、人だかりから離れた



結局昼休みにスクアーロさんを見ることはできなかった

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