おかえり『2』 ページ2
静かだったヴァリアー邸がいきなり騒がしくなった
いったいなんだろう
私は廊下へ出て、足音の聞こえる方へ歩きだした
足音を追ってついた先はヴァリアー邸の出入口
そこには人がたくさん集まっていて、中には幹部の皆もいた
ルッス「あ、Aちゃん!!!大変よ!!!」
A「・・・なに?」
このざわつきっぷり・・・嫌な予感しかしない
ルッス「ベルちゃんが帰ってきたわ」
A「・・・そう、なんだ。どこにいるの?」
ルッス「それがね・・・今緊急手術してて・・・」
A「・・・緊急・・・手術?」
ルッス「ベルちゃん・・・出血多量で、意識失う寸前でヴァリアー邸の門まで帰ってきたみたいで・・・門の前で倒れてたらしいわ。その時既に呼吸が弱くて・・・」
A「・・・」
ベルが・・し、ぬ?
しぬ・・・死ぬ・・・”死”
A「・・・い、や・・・いや・・・嫌ァァアァアア!!!ベル!!!」
ルッス「落ち着きなさい!!大丈夫、まだ生きてるから・・・。少し輸血パックが足りないのと、内臓がいくつかやられてるのが問題らしいのよね・・・」
A「そんな」
ルッス「あ、聞いて。ベルちゃんね、意識が飛ぶ寸前ね、ヴァリアー邸に手を伸ばして『A』って言ったみたいなの・・・ってAちゃん!?」
気づいた時にはもう彼のところへ走っていた
今ならまだ間に合うかな
ついた先は医療室
思い切りドアを開けると中は消毒の匂いと血の匂いがした
医療員「A様!?何故ココに」
A「ベルはどこ?」
周りを見渡すと、金色の髪が見えた
少し赤が混じってしまっているが、あれは絶対にベルの髪
A「・・・べる・・・ベル」
医療員「A様、あまり近づかないでください。手術中です」
何人か止めてくる医療員の手を払い除けて見えたベルは・・・酷い状態だった
A「・・・輸血パック、足りないんだって?内臓も・・・」
医療員「・・・はい」
A「・・・あと血、どのくらい必要?」
医療員「あと二人分くらい・・・ですかね」
29人がお気に入り
「短編集」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅桜夢 - リクエストいいですか?マギのジュダルお願いします。内容は貴方の好みでお願いします。 (2021年12月19日 10時) (レス) id: d6df4e3d64 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - ここ松さん» リクエストありがとうございます!できますよ♪ (2017年9月30日 2時) (レス) id: abacf3c0d3 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - リクエストよろしいですか?もしもヴァリアーの皆がマイクラやったら、というのは出来ますか? (2017年9月29日 16時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - 銀歌さん» ありがとうございます!!死ぬ気で頑張ります♪ (2017年9月3日 19時) (レス) id: abacf3c0d3 (このIDを非表示/違反報告)
銀歌 - 最高です! これからも頑張ってください!応援しています! (2017年9月2日 20時) (レス) id: 711c678cbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チェシャ猫 | 作成日時:2017年8月22日 12時