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【突進系女子 Part2】2 ページ44

後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえて振り返ると見たことねぇやつ

それも顔が俺好みのボンキュッボンのナイスバディのお姉様!

って、『やっと見つけた』?

俺様こんなお姉様知り合いに居たか?



13「このタイミングで新ヒーローか?Voidoll、アイツ一言もそんなこと・・・」

?「何を言っているの?毎日会ってるじゃない」

13「は?」



毎日、会ってる?

その発言に混乱する俺にお姉様はゆっくり近づいてくる

歩くたびに胸が揺れてる

こりゃマリアくらいあるんじゃねぇか?



?「よく顔見て」



俺の顔を下からずいっと覗き込んできてじーっと見つめてきてドキッと心臓が跳ねる

こんな美人の上目遣い・・・たまんねぇな



13「・・・マジでどこかで会ったか?」

?「冗談でしょう?・・・いつもみたいに突進した方が良かったかしら」

13「突進・・・まさか、A!?」

「はぁ、やっと気付いたの?遅すぎダーリン」



やれやれと言うように片手を胸の高さまで上げて首を横に振る

確かに言われてみれば面影があるような・・・

Voidollが言ってたのってもしかしてこれか?

それにしても・・・



13「いや、変わりすぎだろ・・・何したんだよ」

「それが朝起きたらこの姿になっててね。服もビリビリだしどうしようかと」

13「服が、ビリビリ」

「・・・やだダーリン、変なこと考えたでしょ。えっち〜」

13「っ・・・ガキンチョが調子のんなよ?中身は変わってねーんだろ?」

「んー・・・なんか変な感じ。自分じゃないみたい。ワーワー騒げないし、いつもみたいに動けないし、声もいつもより低くて変だし。本当は今すぐにでもダーリンに抱きつきたいんだけど・・・」



しゅんと表情を暗くするA

不覚にも可愛いなんて思っちまう



「・・・ねぇダーリン」

13「あ?」

「私、ダーリンの好みに近づけたかしら・・・?」



こっちをチラッと見上げて呼ぶ

落ち着け俺の心臓

相手はAだ

あの無加減突進女だぞ?

でも・・・あ”あ、クッソ!!



13「・・・いいんじゃねぇの?」

「ほんとう!?」

13「おいっ、おまっ!当たってる!!」

「本当に好みになれてる!?」

13「A!一旦離れろ、な?」

「むっ・・・」



俺の返事に反応してグイグイ距離を縮めてくるコイツの肩を押して離すとAはいつものように『むっ』と顔をしかめる

この顔、チンチクリンなAと同じ顔で安心するわ

【突進系女子 Part2】END→←【突進系女子 Part2】



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作者名:チェシャ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Cheshire0811/likes  
作成日時:2022年9月16日 17時

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