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沖田side
「何でィ、そんなニヤニヤして」
隊士1「いやァ?お化粧したAちゃん見たらきっと沖田隊長見惚れるだろうなって思いましてね」
「……元がいいからな」
そう。Aが元がとてつもなくいい。容姿端麗。その言葉がアイツには一番似合うだろう。だが見た目だけだ。
そんなアイツが花魁の格好をし、化粧をしたら下手をすればそこら辺のアナウンサーやモデルより可愛いのかもしれない。
隊士1「じゃじゃーん!A様のおなーりー」
「何だそれ」
その後に、「面をあげよ!」と発し、出てきたのは紛れもないAなのだが、まるで別人。
「見て見て沖田さん!どうです?似合うでしょ!」
「…馬子にも衣装ってヤツだな」
「相変わらず失礼!!!」
「まー…似合ってんじゃねェか?」
「えっ」
「何だよ」
「何か……ときめきました」
「きもちわる」
「前言撤回で!!」
「ときめきました」と言ったときのソイツの顔は柄にもなく真っ赤で。俺まで少しキュンとしたのはきっと、アイツが化粧と着物を着ているからだろう。
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作者名:みずき | 作者ホームページ:http://1030.shori.sexyzone.mizuki.0413
作成日時:2017年12月29日 10時