ハグ魔だったあの子(ツイステ) (ページ5)

今日:16 hit、昨日:10 hit、合計:7,960 hit

九十六人目のハグページ5

Aside

『ジェイド先輩、これって食べられますか？』

「ああ、これは食べられます。バター焼きにするのがおススメです。こっちのキノコはパスタに、こっちはオムライスにすると美味しいですよ」

『流石ジェイド先輩、お詳しいですね！』

ジェイド先輩と一緒に山に来た。

知識ゼロだったけど、詳しく教えてくれるから凄く助かる！

「Aさんが僕の誘いを受けてくれて、本当に嬉しいです」

『私も誘って貰えて嬉しいです！キノコってそれぞれに特徴があるんですね』

「ええ、知れば知るほど奥深いんですよ。分かってもらえて良かったです」

少し休憩をとることにして、持ってきていた昼食を広げる。

ジェイド先輩、足りるかな？

「沢山作ってきてくれたんですね、嬉しいです」

『持てる範囲内で作ったんですけど、足りますか？』

「ええ、おかげさまでお腹いっぱいになりそうです」

『良かった、沢山召し上がってください！』

おしゃべりしながらだったのに、あっという間に食べ終わっちゃった。

終始満足そうにしてくれてたし、良かった！

「ご馳走様でした。Aさんの作る料理はどれも絶品ですね、毎日でも食べたいくらいですよ」

『ジェイド先輩のキノコ料理もおいしいですよ！特にリゾットが好きです』

「ああ嬉しいです、二人(フロイドとアズール)にはいつも嫌な顔をされるので」

それは多分、毎日出すからじゃないかな。

アズール先輩にいつも愚痴られるし、私も毎日はきついかな。

これからは私が三人分の賄いを作ることになったし、キノコオンリーは回避できるね！

『折角の美味しい料理も、毎日だとそのありがたみを忘れてしまうものです。お二人も、もしかしたらそうなのかもしれませんよ？』

「Aさん……！」

『これからは、私とジェイド先輩で山の幸の美味しさを伝えていきましょうね！』

翌日以降、キノコオンリーの賄いを無事に回避できたことを、フロイド先輩とアズール先輩に大感謝された。

その代わりジェイド先輩が、私の賄いだと言って毎日キノコ料理を振舞ってくれることになったんだけどね。

「Aさん、新作ができましたよ。さあ遠慮せずに召し上がれ？」

『ん、美味しいです！』

普通に美味しいし、味付けもちゃんと変えてくれてるからそういうところ優しいんだな。