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「……俺、今まで……ていうか、今日の朝まで。如月さんのこと嫌いだった」
『うん、知ってる。私も嫌いだった』
「う……えっと、ミーティングの時に泣きながら出てったのも、めんどくさいって思ってたし」
『…それはごめん』
「けど今は、あの時如月さんが泣いた意味、なんかわかるっス」
当の本人にわかるわけがない、
と今までの私なら思っていたのだろうか。
「…1番楽しかったのは、2年。3年になってからのバスケは、あんま楽しくなかったっス」
『……うん』
「…………また、あのメンバーで。もちろん如月さんと桃っちも入れて。バスケしたいっスわ」
私だって、ついさっきまでコイツのこと嫌いだったはずなのにさ。
『私も見たいな、みんなが楽しくやってるバスケ』
「実現するといいっスけど」
『そうだね』
そんな希望を語りながら帰った。
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作者名:愛璃珠 | 作成日時:2021年8月7日 20時