カノジョ持ち 〈赤〉

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「えー、彼女の利点？なんやろー…。難しいこと聞くなぁ」






「いつもあんだけ自慢してるんですからいくらでもでてくるでしょ」






…なんか重岡さん動揺してる？








「えー、んとー、、あ！あれや！1人じゃないから寂しくなくなる！とか？」







寂しくないかー









ん？







「でも、それって友達でも解決できますよね」







「えー、そんな事言わんといて。じゃあ、人生が楽しくなる！」







「…それも人それぞれですよね」







「んもー！Aちゃん難しすぎんねん！もっと気軽に人生生きようやー」







気軽に、ねー。





それができるならもうとっくにやってるっての。





「もういいですよ。わたしには無理そうなことがわかりました。」








「え！じゃあやっぱり恋愛しないってこと？」







「まあ、いつかできたらいいやーって感じです。今は仕事で精一杯なんで。」





そのとき、






重岡さんは、ふーんと、どこかつまらなそうな顔をしていた。

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