３５＊ ＿ｵﾐ＿ ページ35
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コンコン
A「 ……登坂くん 」
「 A？ 」
あ、初めて名前呼んだな
A「 ……うん 」
「 なに？、ドアの前突っ立ってないで入ってこればいいだろ 」
A「 ……うん 」
ガチャ
顔を見れば、あからさまに顔色が悪い
「 体調悪いの？ 」
A「 ……うん 」
さっきから“ うん ”しか言ってないし
さっきまでの元気はどこいったんだよ
“ おいで ”と言えばトボトボ歩きながらこっちに来た
“ 座って ”と言えばベットの上にいる俺の横にちょこんと座る
なんか、、可愛い//
「 頭痛いの？気持ち悪いの？ 」
A「 ……ううん、お腹痛いの、、
多分食べすぎた 」
今にも泣きそうな顔、声
原因が面白過ぎて笑いそうになったけど、
捨てられた子猫みたいな顔して“ どうすればいいの？、こうゆう時って ”
って聞いてくるから
小さい体をギュッと引き寄せて子供みたいに膝に載せて背中をさすった
A「 やっぱり薬持ってこればよかったなぁ 」
「 何の薬だよ 」
A「 エヘヘ、何の薬だろー
……でも登坂くんといるとなんか良くなってきた気がする
凄いね、、背中さすってもらうと安心するね 」
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作者名：ジロ | 作成日時：2017年8月4日 15時
