サンビタリア【登坂広臣】 (ページ19)

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私がそう言うと

臣「フハッ、お前落ち込むとずんずんテンション下がってくのな

やっぱ、子供みたい」

ケラケラと、無邪気に笑った

それにつられて私も笑う

「登坂くんもかき氷買ってきたの？笑」

臣「俺あそこのかき氷気に入ってっから」

そう言ってブルーハワイのシロップがかかった

かき氷を前みたいに、たくさんかき込んだ

「登坂くんだって子供みたいだよ、」

臣「ハハッ、うっせーよ」

私の頭をコツンと叩いて照れながら

スタスタと歩いていった

臣「俺さ、ちっさい頃に親父が母さんに暴力振ったりしてさ、

浮気もして、帰ってくんのも気まぐれで、何かほんと最低な

、、父親だったんだ、俺親父みたいには絶対になりたくない

って思ったんだ、、だから女の子にはすっげえ優しくすんの

告られても、、振ったら可哀想だろ？」

そう、登坂くんが夕日を見ながらまた、切ない顔をしていた

前と同じ、顔だ

なんて言っていいか分からず、泣きそうになる気持ちを

グッと堪えてかき氷をかき込んだ