サンビタリア【登坂広臣】 (ページ14)

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臣「なぁ、カラオケ行かない？」

かき氷を食べ終わった後、帰ると思ったら

そう言われた

「え？うん、良いけど」

私がそう言うと体をクルリと回転させて

帰ってた方向と反対側を歩き出した

登坂くんについて行く

臣「前言ったじゃん？、あ、昨日か

他の女の子の前では猫かぶってるって、

それさ、ストレス溜まるわけ」

「うん、」

臣「家にもさ．．．あんまりってか、帰りたくないの

俺の唯一落ち着ける場所がカラオケ

ストレス発散として1人でよく行くの」

「あ、そうなんだ」

でも、

「私が一緒に行っていいの？」

臣「うん、お前は大丈夫だから」

なんか、嬉しぃ、、♡

“ お前 ”って呼ばれるの最初は違和感ありありだったけど

何かいいかな、なんて思っちゃったりしてー

2人でトボトボ歩いてたけど

人混みのところに入れば

臣「服、掴んでて

．．．離れんなよ」

「、、//、うんっ」

やっぱり登坂くんは優しいよ、、

やっぱりこれも、猫かぶってんのかな？

それなら、すごく自然に出来てるよ

前と同じ所をキュッと掴んで

人混みに流されないように力が入る