ライアー【歌い手】

痛い ページ25

お金を貯めるためにコンビニでバイトを始めた

あの●ァミリー●ートで

お金はいっぱいあるけど、一応

困ったことがないように・・・

私の毎日は学校行ってそのままバイト、ホテルに
帰り、勉強して軽く夕飯を食べて寝る
そんな息付く間もないほど、忙しい毎日だった

ある日、いつも通り遅くなって、いつもの大通りを歩いていた

すると、ふと横を見ると通り抜け出来そうな道があった

路地裏的なやつ

ホテルへの近道だといいなぁ・・・

危なくはない、よね？


路地裏に入った
なんだ、何もないじゃん

あれ？
何か足音がする気が・・・





『っ！？』

背後から脇腹の当たりを刺された

痛い

痛みを堪えて歩こうとするが、耐えきれず、倒れてしまう

抑えた傷口からは血がどくどくと流れている

視界もぼやけてきた

やばい・・・



でも、さすがにこれじゃ、ホテルには帰れない

どこに行こう？？

こういう時に誰か居ないのはちょっと困るなぁ

その時、一瞬頭をよぎったのは相川さんの顔だった

１回行って包帯もらって、制服洗わせてもらって帰るか

しょうがない・・・

相川さんの家に行くか

重い体を無理に引きずって相川さんの家に行った

道路に血を垂らして歩いていて、周りから見られたが、汚していることに申し訳なさを感じながら歩いた

やっとの事で着いたはいいが、インターホンを押しても出ない

まじか・・・

いない？？引きこもりの匂いがしたと思ったんだけどな
私の勘はあたるのに

もうそろそろ限界・・・

真っ白になった視界をそのままにして立っていたが、とうとうそれもきつくなって座り込んだ

もう無理・・・

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