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「カラオケなんてひっさびさやな!テンション上がるわ〜」

手続きを済ませて、部屋に入る。

「Aさんっていつも何歌う?」

天月さんに質問をされる。

「そうですね……やっぱりボカロとか?」

歌い手が好きな人は大体そうじゃないかな。寧ろ歌ってみたしか聴かないから最近の有名な曲とかあまりわからない。

「おぉ!じゃあ後でデュエットしよ!」

「え?」

「おーいいやん!俺もAちゃんの歌聴きたいわ。絶対上手い」

「えーずるい。俺ともしようよ」

丁度、デュエットする、という会話だけ聞こえたのか皆が次々に言い出す。

「い、いやいや私は歌いませんよ!皆さんの歌を聴きたかっただけなので!」

「それ絶対つまらんくない?」

センラさんの後に続いて、皆も同じようなことを言い始める。

「つまらなくないですよ!幸せです!」

「何、リスナーって皆そういうもんなの?w」

「え、ええ。そうですよ!みんな推しの歌は生で聴きたいもんなんです!」

「そうなんだw まぁいいけど、後で一緒に歌おうね。俺ドリンク取ってくる〜」

「えっちょ、私は歌いませんよ!……わ、私もドリンク取りに行ってきます!」

取り敢えず天月さんの後ろについていく。

私が歌う……?それはやばい。

学生時代の音楽のテストで、良い点数なんて取った覚えないし成績表も3が限界だった。

ついでに友達と一緒に行ったカラオケでは私の歌唱力があまりに無さすぎて変に気を使わせてしまったというとても悲しい思い出があるのだ。

「天月さんとデュエットなんかしたら、私の歌唱力の無さがバレてしまう……」

「え〜そうかな?声質的にも上手いと思うけど」

「皆そういうんですよ。でも最初だけです」

「えw いや自己評価低すぎない?w」

「いやぁ……本当に、やばいんですよ」

皆は知らない。歌い手リスナーはみんな歌が上手いとでも思っているのだろうか。少なくとも私は違う。寧ろここまで来ると歌ヘタコンテストがあったら優勝できるって言われたこともあるのに。

「でも皆楽しみにしてるし、歌うのは確定だよ」

「わかりましたよ〜!知りませんからね」

「大丈夫大丈夫〜」

そんな会話をして、皆の分のドリンクを持って部屋に戻った。

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*ゆうらまる*(プロフ) - すごく面白いです!!こういう企画が本当にあったらな〜更新待ってます! (2022年8月18日 12時) (レス) @page23 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 喜春さん» 返信遅くなってすみません!そう言って頂けて凄く嬉しいです!ありがとうございます! (2020年5月25日 1時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
喜春 - コメント失礼します。とても面白いです!頑張ってください! (2020年3月30日 15時) (レス) id: d9f7f3b7dd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - あぁあぁ申し訳ございません…!!別の作品の方で固定して書いてた名前なのでつい癖でやってしまいました……今後からは気をつけます…!修正してきましたので今まで通り読んで頂けると嬉しいです。報告ありがとうございました…! (2020年1月9日 23時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - 名前って固定なんですか? (2020年1月9日 22時) (レス) id: 7a9b730b16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴあ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月6日 21時

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