第77話「なんて日だ」 ページ7
やばいやばいよ、どれくらいやばいかっていうとマジやばい
やっべっぞ!!
「やっと会えたな、ハニー」
「え…っと…何のことですか…」
唐松さんが私以外の人を外へ出すと、ダンッ!と机に私を押し倒した
ホワイ!?
机といっても、唐松さんが座ってた書斎の机だから割と高め
これで机が低かったら結構ダメージくる
「忘れてしまったのか?ホテルで一度会ったじゃないか」
「え、ほ、ホテル…
………あ」
思い出した
スイートルーム泊まった時のやつだ
え、でも私最初銃突きつけられてたよね?
「思い出してくれたか、あの時はすまない…ターゲットがハニーのいる部屋に泊まると間違った情報を掴まされてな…」
ターゲットというワードにゾッとする
よかった、別人って気づいてくれて
「あの時ハニーに一目惚れしたんだ、あんなに美しい女性は見たことがない」
「あの、お気持ちは嬉しいんですけど急すぎませんか…」
まさか次の日ナンパされたとき、ナンパしてきた男達が倒れたのも唐松さんの仕業なのだろうか
いや、それはさすがに考えすぎか?
今時吹き矢なんて使う?
「ちなみに吹き矢は結構役に立つぞ?銃みたいに撃つ時音がならないのもあるが、静かに殺せるし血も流れないからな。暗殺によく向いてる」
あっはい唐松さんの仕業でした
まって、何で今私の考えてること分かったの?
「愛しいハニーの考えてることは何でもわかるぜ?」
ちゅ、と頬にキスを落としてくる唐松さんに内心悲鳴をあげる
痛いよーーー!!痛い痛いアバラ折れる!!
「全く、ハニーを追いかけてジャッポーネまで来たが…ハニーの会社は大きいんだな、おかげでこの称号を手に入れるのにも苦労した」
この称号、つまり株主ということだろうか
やっべぇ私のせいでこんなことになってるのか死にたい
「マフィアは一般人に手は出さないと決まってるが、回り出した恋の歯車は止められないぜ?」
あぁぁぁぁ痛い痛い痛い痛いムリムリ!!
完全にカラ松じゃん!!
でも妙に様になってるから何も言えない!!
「あ、あの…私、彼氏いるんです!」
「俺が調べた限り、ハニーにはいないはずだろ?」
ズバッと切られた言葉はさらさらと砂になって消えていった
誤魔化しは通じないようです
「ハニー、俺と結婚を前提に付き合ってくれ」
「(あ〜これやばい死ぬかも私)」
左手小指にキスを落とされ、口元がひくひくと引き攣る
私、マフィアに求婚されました
誰か助けて
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みかん - 私も、銀魂の土方さん好きです。もちろん、カラ松も大大大好きです!! (2017年4月28日 14時) (レス) id: 14a0e6fbb6 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - Q、イバラさんは、ナオト好きなんですか? この小説とても大好きです!自分が書いた小説の更新忘れそうなくらいです!((更新しろよ! (2017年1月13日 21時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃこ - 面白いです!質問じゃないかもですが、質問いーですか? Q六子の皆さん!6股でいいし、結婚してくれませんかー!?愛してんぜー!!!この小説書いてるイバラさんも愛してるー(((はぁと (2016年9月10日 22時) (レス) id: adb7cc6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 楽しいです。更新待ってます。 (2016年7月15日 15時) (レス) id: 6b28d6e403 (このIDを非表示/違反報告)
!マン - 自分がコメント間違えました。恥ずかしいです… (2016年6月25日 8時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イバラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/
作成日時:2016年5月18日 12時