【おそ松さん】次男、拾いました。３

第86話「休日出勤未遂」 ページ20

※少し強かん未遂の表現があります、苦手な方は注意してください



「あの…唐松さん」

「なんだ？ハニー」

「これは一体…」

「ハニーは危なっかしいからな、保護してやるぞ！永遠に！」

「あっいえ結構です」

「まぁ照れるな、俺達の愛の巣へ戻ろうじゃないか」

「え、ちょ、唐松さ…」


──あ"ぁぁぁ話の流れぇぇぇぇぇ！！！


「……((ﾊﾞｻｯ」

「ん？どうしたの、いちm…え"ぇぇぇぇ！？」


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とある日の昼下がり

私は休日出勤の為に家を出て徒歩中

くそ、帰りたい

まぁでも職場が家から近いから、ちょっと助かるけどさ

ため息を吐き、朝食であるコンビニのおにぎりを頬張る

やっぱセ〇ンのおにぎり美味しい

ちょっとだけ機嫌がよくなったところで、私の歩いてる少し先に黒いワゴン車が停まった

別に変な感じはないのだが、何となく、本当になんとなく目にとまる

中を見ようにも何かフィルムでも窓に貼られているのか、よく見えない

うーん、他の道を通るにしても遠回りになってしまうし…

まぁ大丈夫か！

とタカをくくり再び歩き出すと、ついに車の近くまで来た

やっぱり気になるよなぁ…早く通り過ぎよう

早めにヒールを鳴らしながら車の横を通り過ぎる


「(よかった…変なことはないな…)」


昔ヤンチャしてたときは拉致されかけたりしたもので

どうしても癖で警戒してしまう

いやいや、被害妄想はよそう

とにかく会社へ行かねば

そういえば今日出勤するのって私だけなのかn


【バッ！】

「んぐっ！？」


完全に油断してた

後ろから白いハンカチを口と鼻に押さえつけられた私はパニックでソレを吸ってしまう

くらりと眩暈がし、食べかけのおにぎりが床に落ちる

あ、やばい

確か周りに人はいなかったはず

そのまま力なく項垂れた私は、後ろの奴に抱えられワゴン車に乗せられる


「な？言ったろ？上玉だって」

「いいねぇ、デキるキャリアウーマンって感じ？」

「こういう堅いのって結構人気あるからな、今日はラッキーだぜ」


ヒヒヒと笑う男達に、冷静に頭で思い出したことがあった

実は最近若い女の子が乱暴される事件が増えている

といっても、犯人の目星はなく、複数犯としか分かってない

活動範囲も結構広く、昼でも夜でも構わず襲ってくるとか

これがコイツらか

男達はカチャカチャとベルトを外し、ひとりはビデオを私の顔に近づける

手にも体にも力が入らず、抵抗の力なんて出なかった

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