第81話「ハタ坊＝ミスターフラッグ」 ページ11
「Aちゃん、知り合いだじょ？」
「あ、え、えぇ、ちょっとした知り合いですわ」
六つ子たちが私の口調についてしら〜っとした目で見てくるが無視
なんでここにいんのォ！？もしかしてハタ坊ってミスターフラッグのことだったの！？
「Aちゃんの会社にはいつもお世話になってるじょ」
「いえ、そんな…これもミスターフラッグのおかげですわ」
「そんなことないじょ！じゃあ僕は呼ばれてるからもう行くじょ」
「ええ、ありがとうございました」
ミスターフラッグが手を振ってきたので見えなくなるまでにこやかに手を振ると、見えなくなった瞬間六つ子を振り返った
「ハタ坊ってミスターフラッグのことだったのね」
「あぁ、それよりも何でAがここに？」
カラ松が不思議そうに尋ねてきた
会社の付き合いも大事なのよ、と言うと感心の声も聞こえる中、やっぱ働くってめんどくさいんだなと聞き捨てならぬ声も聞こえてきた
てめぇの眼球に旗ぶっ刺したろか
「っと、もうこんな時間…じゃあまた帰ったらね！」
「え、あ、ちょっと！」
チョロ松の制止の声も聞かず、私は六つ子たちから離れていった
「…紫、だったね」
「ヒヒッ、超似合う」
「えー？俺赤の方がいいと思う」
「いや、青だな」
「緑はちょっとアレだから…薄緑とかでもいいよね」
「黄色！」
「何言ってんの？ピンクに決まってるじゃん」
ふと後ろを振り返ると、六つ子たちが何故か睨み合ってたが無視無視
社長を見つけて一喝すると、社長はガハガハ笑いながらシャンパンをゴクゴク飲む
「そうだ桜沢！お前ポールダンスしてくれないか！」
「…は？」
「ん？聞こえなかったか？ポーr」
「いや聞こえてますよ！なんで私なんですか経験ないですよ！！」
この社長はバカなのだろうか
いや、バカだ
「ミスターフラッグへの出し物でポールダンスがあるんだがな、役のひとりが急遽体調を崩したらしくてな」
「私じゃなくてもよくないですか？」
「ミスターフラッグからのご指名だ」
うっわぁぁぁ最悪やぁ
断れるわけな〜い逆らえるわけな〜い
まぁ頼んだ！と笑う社長の足を腹いせにヒールで踏んずけてやると、ステージ裏へ向かった
「あの、ポールダンスの件で…」
「あぁ！ミスターフラッグのご指名ね！さぁ早く着替えて！！踊りは基本を押さえてれば適当に何とかなるわ！」
果たしてそれでいいのだろうか
渡されたのは際どい水着
これ…着なきゃダメですか？
第82話「ポールダンスと金づる坊」→←第80話「お誕生会だじょ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1503人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「おそ松さん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん - 私も、銀魂の土方さん好きです。もちろん、カラ松も大大大好きです！！ (2017年4月28日 14時) (
レス) id: 14a0e6fbb6 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - Q、イバラさんは、ナオト好きなんですか？ この小説とても大好きです！自分が書いた小説の更新忘れそうなくらいです！((更新しろよ！ (2017年1月13日 21時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃこ - 面白いです！質問じゃないかもですが、質問いーですか？ Ｑ六子の皆さん！6股でいいし、結婚してくれませんかー！？愛してんぜー！！！この小説書いてるイバラさんも愛してるー(((はぁと (2016年9月10日 22時) (レス) id: adb7cc6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 楽しいです。更新待ってます。 (2016年7月15日 15時) (レス) id: 6b28d6e403 (このIDを非表示/違反報告)
!マン - 自分がコメント間違えました。恥ずかしいです… (2016年6月25日 8時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イバラ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/
作成日時：2016年5月18日 12時
