番外編「性別逆転松さん 4」 ページ25
「それにしても買いすぎたね」
「そうね…(つ、疲れた…)」
あの後も懲りもせず邪魔してきた五人
途中でチョロ子と十四子は、Aの服を買いに来た時やたら緑と黄色を勧めてくるし(Aが青の方が好きだって言ってチョロ子の言葉に耳を貸してなかったけど)
トド子と一子はお昼ご飯食べようと店に入ったら私にだけ肉料理めちゃくちゃ勧めてきた。(Aの前だから遠慮してたけど、Aが「美味しいのを食べてるカラ子の顔とか雰囲気好きだから遠慮しないで?」と爽やかオーラで微笑まれて2人は悔しそうにしてた)
それで悔しかったトド子が転ぶフリをしてカウンター席にいる私にジュース零そうとしてたけど、ジュースが降りかかる寸前にAが庇ってくれた(惚れ直してなんてないんだから!!)
途中からおそ子がいなかったけど、どうしたのだろう
「じゃ、そろそろ帰ろっか」
「ありがとう、楽しかったわ!」
「…カラ子」
ぐい、と腰を引き寄せられてAにキスをされる
いつも優しいのに、こういう時はひどく男らしいから毎回ドキドキする
「ん…」
「…また今度、ね?」
「っばか…///」
パチンとウインクを決められて真っ赤になってしまう
あぁ、このまま時が止まればいいのに
なんでこういう時に限って
「あらぁ?カラ子じゃなぁい!」
「お…そ子…」
おそ子を筆頭に並ぶ悪魔たち
まさか正面から来るなんて
「カラ子の知り合い?」
「え、あ、ちg」
「やだ!私あなたと会ったことありますよ!?」
「え、そうなんですか?」
おそ子に遮られたせいで、否定できなかった
会ったことある、これは嘘ではないし本当に助けてもらったことあるから自然と話は弾む
「そうだ!この後皆で飲みに行かない!?」
「え、ちょ、ま」
「そうね、たまにはいいじゃない」
「やったぁーん!飲みー!」
「丁度デートも終わったでしょ?」
「いつものお店行きましょ」
その時のお礼も兼ねて皆で飲みに行くことになってしまった
私の制止も空しく、Aは半ば強制的に連れて行かれ、私はポツンと皆の後を着いていくだけ
…せっかくの記念日なのに
思えばロクにデートできてなかったな、と後悔し、ため息と少しの嫉妬心を吐く
そしたら、Aが急に大声をあげた
「あ!イケメン!」
適当な場所を指さすと、悪魔たちは即座にそちらを見る
その隙にAはするりと抜け出すと私の手を取り走り出した
後ろから悪魔たちの怒声が聞こえるけど、無視
番外編「性別逆転松さん 5」→←番外編「性別逆転松さん 3」
1360人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「おそ松さん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
炉夜 - おそ松さん2期OPを聞きながらこの小説を読んでる私は幸せ……でありたい(2日後中間テストの人) (2017年11月20日 1時) (レス) id: 299a7e3fab (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - 『花より三色団子』の舞台って、東映太奏映画村(とうえいうずまさえいがむら)ですか?漢字違ってたらごめんなさい! (2017年1月12日 0時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
さいか - ウォルトなんとか人間何回も泊まったことがあります。凄くてやばかった。(・ω・)ノ (2017年1月6日 0時) (レス) id: 400d8d3ea4 (このIDを非表示/違反報告)
阿修羅丸 - とてもおもしろいです。ドハマりしました! (2016年6月24日 15時) (レス) id: 304e2b5179 (このIDを非表示/違反報告)
松野七松(プロフ) - ひょえ−、女の嫉妬って怖いねぇ。フッ、心配ないさ、なぜならカラ子一途だからね!どうせならそのままゴ−ルイ))殴and蹴すみません、もう何も言いません。 (2016年6月14日 0時) (レス) id: e4fa147493 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イバラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/
作成日時:2016年4月8日 5時