Fischer's 短編 2。 (ページ31)

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ンダホ
「王様ゲーム、終了しましたー。」

ダーマがいぇーい、と明らかな棒読みで言い
マサイは、ぱちぱちと拍手する。

ンダホ
「今、人が居ないのは酔い潰れた人を介抱してまーす。」

ダーマ
「ペケたんの処理をザカオとシルクがしてます。」

モトキ
「処理って言うなよ、事件性が高まるだろー。」

ンダホ
「あはははは！そうね、
処理は良くないね！ふふ…。」

マサイ
「ちなみに、Aはココにいるよー。」

繋がれてない方の手をマサイが掴んでプラプラ揺らす。

モトキ
「でも、寝てんだよね。」

マサイ
「そうそう、モトキの手ー離さねーから。」

モトキに膝枕をしてもらっているA。
彼女の頬をマサイがツンツンとつつく。

すると、介抱組が帰ってきた。

ンダホ
「おつかれー。」

シルク
「おー、アイツでけぇから疲れたわ。」

ザカオ
「めっちゃよろよろしてたよね。」

モトキ
「ごめんねー、よりによって…
二人に任せちゃって。」

シルク
「よりによって…小さいって言おうとしただろ
お前！

そこまで言ってたら分かっちゃうからね。」

ダーマ
「あと、Aが離れなくて～、って言う
皮肉も混じってるよな。」

モトキが特に否定せず笑っていると
シルクとザカオが腹立つ、と笑いながら言う。

ンダホ
「いやー、にしても楽しかったね！
すごい盛り上がった。」

シルク
「そうだなー、楽しかった！
ランダムで選ばれるのが面白いよね。
命令も人それぞれ違うしさ。」

ねー、と皆が共感してる中マサイが挙手する。

マサイ
「俺、1つ不服なことがあんの、
すっげー個人的な事なんだけど。」

シルク
「え、なに？」

マサイ
「Aが王様でシルクに言わすやつの時にシルク、俺の名前出したじゃん？」

シルク
「あー、出した、出した。」

マサイ
「そこは素直に嬉しかったの！

だけどその後シルクが王様でAに言わせるやつになった時に！」

段々、熱の篭った話し方になるマサイに
少し笑いながら頷くシルク。

マサイ
「Aが

シルクの事好きになっちゃった。

って言ったじゃん…そん時に何か複雑な気持ちに
なった。」