《没》【d!】ヒロイン補正 ページ13
A「この世にはフラグというものがある」
グル「おもしれぇやつだな」
トン「､､､俺だけ見てや」
うつ「あぁ､､､その顔最高」
ショ「ﾁｯ､､､なんやあいつ」
チーノ「ショッピがあんな絡むとか珍し､､､」
※全て聞こえるか聞こえないかの
ギリギリの小声で口に出してる
A「､､､まぁ私にはなにひとつ関係ない､､､と口に出すとフラグになるので黙るわ」
――――――――――――――――――
参考→絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男
――――――――――――――――――
プロローグ
――――――――――――――――――
私は気づいてしまった
この世界は夢小説だということに､､､
まぁ､､､もともとなんか違和感はあったんだ
やけにイケメンが多かったり
周りにいる人がぼやっとして見えたり
私は特別顔がいいわけでも性格がいい訳でも
なにか特別な何かを背負ってるわけでも
面食いな訳でもない
この世界でモブとして生きてくために
あらゆる修羅場をくぐり抜け
フラグをへし折ってくことをここに誓おう
私は同じモブである平凡な顔した
平凡な性格の平凡な人と結婚して
そこそこに幸せな生活を送るのだ
イケメンとの波乱の学園パロディは
求めてない
明日から入学式だからそれまでに
夢小説を読み漁りどれがフラグに入るのか
確認しておこう
――――――――――――――――――
何かを咥えて走るな
――――――――――――――――――
A「行ってきます」
新しい制服に身を包み玄関を出る
今日は高校の入学式だ
ここで気をつけなければならないのが
ゆん「いけなーい！遅刻しちゃう！！」
パンを咥えて曲がり角の
多い道を爆走することだ
ちなみに私は時間十分に余裕をもって
家を出たので遅刻する可能性は
事件に巻き込まれるなど
特別な出来事がない限りありえない
ゆん「きゃあ！！」
シャ「ｯと､､､あぶないなぁ、大丈夫？」
角でちゃんと誰かとぶつかった女の子は
ニット帽に豚ピンをつけた爽やかボーイ
ぶつかり尻もちをつく寸前で
抱きしめられていた
ゆん「ご、ごめんなさぃぃぃ！！！！」
シャ「あ、ちょ！？､､､なんやあいつ､､､ん？ハンカチ？」
女の子は焦ったのかハンカチを落として
女の子とは思えないスピードで走って行く
そんな彼女を豚ピンの彼は不思議そうに
見つめていたがハンカチの存在に気づくと
届けるつもりなのか
ポケットにしまいまた歩き出した
､､､パンは？
咥えてたパンはどうした？
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作者名：さや
| 作成日時：2023年5月5日 22時
