隠し事 ページ41
陸「兄さんは100年に1人の才能があるからって。
ふざけるなって父さんは怒ったよ。母さんは塩をまいてた。オレはずっと、兄さんの手を握ってた。
でも、兄さんは･･･。オレの手を離して、こう言ったんだ。
あなたと行きます。あなたの下で勉強させて下さい。」
一織「･･･」
オレは、ビルに映し出されたあいつを見て言った。
陸「･･･そいつが九条天。
TRIGGERのセンター、九条天」
三月「TRIGGERの九条天が陸の兄貴･･･!?」
オレは、今まで隠していたことが申し訳なくてみんなに謝る。
陸「そう･･･。隠しててごめん･･･」
壮五「そんな事情があったんだね」
陸「･･･オレはわからないんだ･･･。天にぃが何を考えてるのか。あの時、何を考えていたのか･･･。
なんで家族を捨てたの？そんなにステージに立つことが大事だったの？
未だにわからないまま･･･。オレはそれを知りたい。
天にぃと同じ場所に立って、天にぃが見てるもの、その手に選んだものを知りたいんだ」
貴方side
環「はっ、はっ･･･。結構きつい。なあ、王様プリン20個でもいい？」
天「･･･ん･･･。いいよ。起こさないでって言ったのに」
大和「なあ、ライブは休めよ･･･。穴を開けられないのはわかるけど、体が資本だろ」
大和さんが気を使って天くんに言うも、天くんは休む様子は全くない。
天「プロである以上、どのライブも同じクオリティのものを提供するよ。
ファンを心配させるような、無様な姿は見せない」
すかさずナギくんが質問する。
ナギ「OH･･･。心配させる、格好悪いですか？」
天「例えば、レストランに入って、オムライスを頼むでしょう」
環「俺はミートソーススパゲッティ」
ナギ「ワタシはハンバーグです」
天「うるさい。オムライス。――同じ値段を払ってるのに、昨日は美味しくて、今日は不味かったら？」
ナギ「がっかりです」
天「でしょう。ライブも同じこと。
がっかりさせて、心配させていいと思ってるなら、ファンの愛情にあぐらをかいてるんだ。
覚悟のない、恥知らずの素人がすることだよ。
ボクたちは忙しい。だけど、お客さんはもっと忙しいかもしれない。
ボクたちの仕事は大変。だけど、お客さんはもっと大変な日々を過ごしてるかもしれない。
ボクたちにはやりたいことがある。だけど、お客さんはもっとやりたいことがあるかもしれない」
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壮花(プロフ) - フラアウェ組ですね。投票、ありがとうございます (2019年9月13日 8時) (
レス) id: e005f99cce (このIDを非表示/違反報告)
朱葉 - 間違えました。フラアウェ組でした。 (2019年9月12日 20時) (レス) id: 0d06cba3a5 (このIDを非表示/違反報告)
朱葉 - 私はフレフレ組が大好きなので,フレフレ組に夢主ちゃんを入れて下さい！ (2019年9月1日 23時) (レス) id: 0d06cba3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壮花 | 作成日時：2019年8月13日 1時
