TRIGGERライブ当日 ページ36
龍side
楽屋でライブに備え待機していると、天がいないことに気づいた楽が、俺に聞いてきた。
楽「龍、天はどうしたんだ？ライブに穴開けるなんて、プロ意識の塊のあいつらしくないだろ」
龍「昨夜、土砂降りだっただろ。他の日にずらせない撮影だったから、だいぶ無理したみたいだよ。
緊急入院だって」
楽「入院？」
俺の言葉に驚く楽。
龍「大事をとってらしいけど」
楽「ふん。俺が喉を枯らした時、自己管理が悪いだのプロの自覚だの、さんざん言ってたあいつにメールしてやる。
･･･ライブは心配いらない。ゆっくり休んでろってな」
いつもは喧嘩しているが、こういう時になるとどっちも優しい。
ちょっとほっこりしていると、楽屋のドアが勢いよく開けられ、マネージャーが焦ったように言った。
姉鷺「･･･っ、あなたたち！天からなにか連絡あった!?」
龍「いえ、ありませんけど」
楽「どうかしたのか？」
姉鷺「それが･･･」
楽・龍「病院を抜け出した!?」
紡side
三月「ナギと環が来てない!?」
壮五「あと1時間で開演なのに･･･」
紡「すみません！昼には到着したという連絡が来ていたんですけど･･･」
一織さんが私の方に向き直り、私に言う。
一織「マネージャー、こういう時こそ貴方が彼らを管理しなくてどうするんですか!?
これでは、同じことの繰り返しです。仕切り直した意味がないでしょう」
一織さんの言っていることは、全て正しい。
私のメンバーに対する管理が充分でなかった為に起きた事だった。
一織さんの言葉を聞いて再び謝る私の間に陸さんが割って入る。
陸「止めろよ！マネージャーだけが悪いわけじゃない！」
紡「私が悪いんです。ごめんなさい。本当にごめんなさい」
一織「･･･かわいい人だな」
一織さんが何かボソッと言ったようだが、私には聞こえなかった。
陸さんは聞こえたようで、「えっ!?」と言葉を漏らす。
一織「ゴホン、何でもありません。とにかく、今後は気をつけて下さいね」
三月「おまえのその愛情表現、いつか人生で大失敗を招くからな」
その時、さっきまで黙っていた壮五さんが、やや言いづらそうに言った。
壮五「マネージャー、ナギくんと環くんだけじゃなくて、大和さんと美零ちゃんも見当たらないんだけど･･･」
紡「大和さんも･･･」
三月・一織「美零も!?」
三月「マジかよ！リーダーまで何やってんだ！」
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壮花(プロフ) - フラアウェ組ですね。投票、ありがとうございます (2019年9月13日 8時) (
レス) id: e005f99cce (このIDを非表示/違反報告)
朱葉 - 間違えました。フラアウェ組でした。 (2019年9月12日 20時) (レス) id: 0d06cba3a5 (このIDを非表示/違反報告)
朱葉 - 私はフレフレ組が大好きなので,フレフレ組に夢主ちゃんを入れて下さい！ (2019年9月1日 23時) (レス) id: 0d06cba3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壮花 | 作成日時：2019年8月13日 1時
