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化石には夢と希望と絶望が詰まっている。 ページ1

《…次のニュースです。昨晩…》


ヨコハマ屈指の探偵事務所、武装探偵社。


いつもとこれといって変わり映えのない日常風景だ。


太宰「ふーん。世の中物騒になったものだねぇ。」


国木田「おい太宰お客様がいらっしゃっているのだぞ。テレビなど消せ。」


太宰「だって、この女子アナさん、美人なんだもん」


国木田「知るか消せ」


太宰「ほらほら見て見て国木田くん。『博物館にまたもや化石強盗』だって。これで何件目かな。それにすぐそこの博物館じゃない!

犯人その辺にいるかもよー!


ですよね、白井さん?」


白井というのは、国木田のいう『お客様』、今回の依頼人である。


白井「はい。流石探偵さんですね。私の運営する博物館にもこの泥棒が入りまして…当博物館一番の目玉、ティラノサウルスの化石です。


なんでも、レプリカはそのままに、本物の化石ばかりを盗んでいったようで…

監視もいましたし、防犯カメラも設置しておりましたが、全てを抜けていたようです。

それにうちのレプリカは本物そっくりなので、素人目には分からないと思います。

ですのでその辺りに詳しい者であるかと…」


太宰「ふむ…確かに夜の博物館、警備と防犯カメラをの目を盗んで本物の化石だけを盗るとなると、異能力絡みの事件も視野に入りますね…

よし!国木田くん頑張って!」


国木田「お前も探すんだ太宰!しかし犯人は何が目的なのだろうか……収集家の仕業か…?

一先ず、何か心当たりは?」


白井「他の博物館の仕業かと考えた事もありましたが…その博物館たちも全てやられていましたのでありませんね…


そうだ!これが盗まれた化石の台の上に。」



太宰「これは何だろう…?犯人からのメッセージかな?」


国木田「いくらなんでも怪盗ものの映画の見過ぎだ。にしても


-化石には夢と希望と絶望が詰まっている-

か…一体どういう意味だ…?」

化石には古代の記憶が詰まっている。→



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作者名:厨二オタな俺 | 作成日時:2019年2月22日 23時

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