【文スト】猫化した (ページ39)

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社長さんページ39

太「やぁ!国木田君!!おはよう」

国「……やぁ……じゃないわ!!朝から忙しいのに、お前は……どこに行っていたんだ！」

谷「また、今日も川ですか?」

太「いやいや……今日はAちゃんがいるからね…
家から真っ直ぐにここへ来たけど…?…」

賢「国木田さ～ん!!こっちは終わりましたよ～」

国「あぁ……賢治…ありがとな」

賢「はい!!…

………ん?……太宰さん、その腕の中にいる猫さんはどうしたんです?」

みっ……見つかった……
(隠れていたわけじゃないんだけど……)

太「……あぁ、昨日河原で出会ったのだよ。

これから社長のところに行ってくる。」

賢「……猫さん……あぁ、なるほど!!」

賢治と呼ばれているこの男の子は……

可愛いな……

与「……賢治……この猫はな…人間なんだよ」

賢「えっっっ!!人間!!でも、猫さんですよ?」

太「……与謝野さんおはようございます」

与「……あぁ、おはよう

賢治……この猫はね～人だったのに何故か猫になっちまったんだよ」

賢「お～!!!!(キラキラ)

それは凄いですね!!!!」

太「だからね、これから社長のところに行って、正式に頼んでみようと思ってね」

賢「なるほど～

……僕はてっきり、社長さんが猫さん好きなので、連れていくんだと思ってました！」

A『(えっ……そうなの?……)』

太「……違うよ?じゃあ、行ってくるよ」

歩き出す太宰さん。

A『あのぉ……』

太「何だい?Aちゃん」

A『私……大丈夫なの?』

太「…………」

A『えっ………

…ねぇ……太宰…さん?』

太「……さて……どうだか……(ﾆﾔ)」

うっざぁ!!この人、ちょーうっざぁ!!!!!!!!

こんな人が一緒で本当に大丈夫だろうか……

A『…………太宰さん嫌い……』

太「え～!!!!Aちゃん酷い！」

A『…………(プイッ)』

太「……(ガーンッ!!!!)…」

そんなこんなで、目の前には社長室らしき部屋の扉がある

太宰さんがノックをすると

〈入れ〉と言われたので、ドアを開けた。