【文スト】猫化した

鉛筆 ページ17

私はそっと鉛筆に手をかける。


太宰は私が何をするのか気になっているようだ。


(視線が痛い……)
✲太宰さんからの視線✲



チョーーーー見られてる！


穴が開くぐらい見てる！





私は緊張しながら鉛筆に手をかけ直す。


(後ちょっと!!!!)





指先が届いた。





肉球が鉛筆に触り、


爪で上手く挟むことが出来た。


太「うわぁ!!!!!!✨✨✨

凄い…………凄いよ！君凄い!!

おーい!!!!!!国木田くん!!見てよ!!!!!!」



国「なんだ騒がしい…………


!…………………………(バタッ)」



太「国木田くん!!…………


びっくりしすぎた?」



国木田は驚きすぎて

後ろへ倒れた。



『(国木田ぁぁぁぁあ!!!!!!




カムバックッッッッッッッツ!!!!!!!!!!)』



私は鉛筆を持ちながら

心の中で

思いっきり叫んだ。

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