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バスに揺られてもうすぐ
１時間が経とうとしている。
風磨｢…暇だな……｣
『…それな』
無駄なやりとりをしている時、
ずっと聞きたかったことを思い出した。
『あのさ、ずっと聞きたかったんだけど…』
風磨｢…なんだよ｣
『風磨は、いつから私のこと
好きだったの…？』
風磨｢はぁっ!?!?
…な、なんだよいきなり!!｣
でかい声で騒ぐ彼を見て、
聞かなきゃよかった
と今更 後悔。
いや、でも、
もう言ってしまった以上、
答えを聞きたい。
『…別に、答えたくないならいいけど』
風磨｢…ったく、わかったよ。
答えりゃいいんだろ？｣
負けず嫌いな君に
こういう言い方すれば
絶対折れてくれるだろうと思ってたら、
予想通りの答えが返ってきて
思わず吹き出してしまいそうになる。
風磨｢……ってか、お前が先に
俺のこと好きだっただろ？｣
『え、は？… はぁ!?』
明らかに無理があるリアクションを
してしまった。
でも、今更 隠してもしょうがないか。
『…ま、まぁ、そうだけどさぁ。笑
でも、私、最初 風磨のこと
嫌いだったんだよ？』
風磨｢えっ、なんで!?
俺、お前に何かしたっけ!?｣
『…愚痴を聞いたことがあって、
ほら、風磨も知ってるでしょ？
私が"絶対 味方だから"
みたいなこと言ったって話』
風磨｢……まぁ、少しだけだけど｣
『その一件があってから
風磨と同じクラスになって、
うわ、最悪。って思ってさ。笑
でも、特進でバカみたいに
騒いでる風磨 見て、
私が思ってた風磨のイメージと
全然違くて。
…そっからかな。
少し風磨に興味を持ち始めて、
気づいたら…って感じ。笑』
風磨｢そっか｣
うわ、言わなきゃよかった。
てか、私 一方的にしゃべりすぎだし。
てか、こいつ目線逸らしやがったし！
そう思っていた時、
彼の耳を見て笑ってしまった。
風磨｢…なに笑ってんだよ！｣
『だって、耳 真っ赤なんだもん笑』
風磨｢…うっせぇ！ 見んな！｣
意外とシャイなんだってことを
この時初めて知った。
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抹茶もち \ ♪♪ /(プロフ) - わぁぁぁぁ、めっちゃいいお話ですね 感動して泣きましたヽ(；▽；)ノ紫月さんのお話大好きです!! (2016年3月22日 13時) (
レス) id: f516db3a4f (このIDを非表示/違反報告)
xLuvx(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも無理せず更新頑張って下さい！！ (2015年6月14日 23時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫月華恋 | 作成日時：2015年6月14日 22時
