・ ページ32
．
「そうしたら今度はジャミル先輩が危ない！」
「ふなっ！じゃあどうするんだゾ！」
「それを今考えんの！」
一番良いのは直接ジャミル先輩を叩く事。
そしてそれを実行に移そうとはしているが、
洗脳された寮生達に邪魔をされ
どうしてもジャミル先輩に辿り着けない
ユニーク魔法、コレ明らかに使い過ぎだよね
…嗚呼、なんだか気分が悪くなってきた
「ジャミル！もうやめろ、わかったから。
お前が寮長になれ！俺は実家に戻るから！！」
「はぁ？何言ってんだ。
俺の呪縛はそんなことで簡単に解けはしない…。
カリム、お前がこの世に存在する限り！」
「いけませんジャミルさん！
これ以上ユニーク魔法を使い続ければ、
ブロットの許容量が…！」
「うるさい！
俺に命令するな。俺はもう、自由になるんだ！！」
その絶叫の様な宣言を聞いた瞬間
グニャリと視界、否空間が歪んだ気がした。
禍々しい世界に耐えきれず、私は思わず目を閉じる。
そしてもう一度目を開いた時、
私の目に真っ先に飛び込んできたのは……
「ジャミル、先輩…」
私にとっては3度目。
3度目のオーバーブロットとの対面である
「オーバーブロット…！
援軍の見込みがない冬休みだというのに、
厄介なことになりましたね」
「アイツも闇堕ちバーサーカーになっだったのか！」
「ブロットの負のエネルギーが膨れ上がっていく…。
皆さん、構えてください！！」
私は手に持ったマジカルペンをもう一度強く握り、
氷を出す準備をする。
いつでもかかって来い。
またアズールの時みたいに全身氷漬けにしてやる
…まあ、もうブロットは吸わないけど
「無能な王もペテン師も、もうお前らに用はない」
来る。大きいのが来る。
そう思って先手を打つために氷を出したその時だった
「な”んっ…で……」
あの時の気持ち悪さ、あの時の嫌悪感。
……私は確かに、魔力を吸い取る氷を出した筈
もう2度とブロットは吸わない。
アズールの時からそう教訓を得た筈なのに
＿＿＿＿＿＿何で私の氷は、ブロットを吸ってんだ？
「宇宙の果てまで飛んでいけ！！
そして2度と帰るな！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あ、やべ
「ドッカーーーーーン！！！」
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 233人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神崎(プロフ) - 雪華さん» 好きなポケモンは一択でジラーチですね！あの可愛いフォルムと真実の目とのギャップが素晴らしいです！あと、トランスフォーマープライムは知りません…。調べたらモビルスーツもののアニメなんですね！今度見てみたいと思います！ (2021年3月5日 23時) (
レス) id: 57b89da2fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 星猫さん» 沢山のコメントありがとうございます！でもごめんなさい！今はこの作品に専念したいというのと、トラブル回避の理由から、申し訳ありませんがお断りさせていただきます。本当にごめんなさい！ (2021年3月5日 23時) (レス) id: 57b89da2fa (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - それと、トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月5日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2021年3月5日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ドラゴンボールは知ってます？ (2021年3月5日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神崎 | 作成日時：2021年3月5日 21時
