ドラドの悲劇 yk(優希)&Leon ページ5
隙だらけの背中に羽はない
大きな傷が残っているだけ
yk「分け合ってなくしちゃったんだ」
と、少し前に聞いたばかり
私達はひとりに一色の羽与えられて生きている
Leon「優希の羽は何色だったの?」
yk「…ニコッ」
笑ってあなたは答えない
私、あなたに隠し事をしている
私は羽を与えることができる
その代わり私の羽はなくなるけど
Leon「あなたにならあげていいよ」
どんな色が似合うだろう?
私の瑠璃色はあなたに似合うかな。
冗談めかしそんなこといったら
あなたはみたことない顔して
yk「今すぐ失せろ」
と言った。
ねぇ、優希。
私ね、昔助けられたんだ
俺は君に隠し事をしている
俺は昔羽を与えることができた
君を彩ってる瑠璃色は本来
Leonの色なんかじゃない
初めてあった君の羽はみたことないほど
黒い色をしてた
黒い翼は重力完全無視
君はいつも同じ顔して
Leon「消えたい」
とつぶやいた
俺は助けたい。
自分の羽が犠牲になろうとも
yk「違うよ。消えるべきは君じゃなくてその漆黒の羽の方だろう?」
yk「記憶と引き替えに羽の色が変わるならそうしたいとおもうかい?」
Leon「うん…」
どんな色が似合うだろう。
ごめんな。俺に選ぶ力はないよ
でも俺の瑠璃色はきっと君に似合うだろう
さよなら
また今度初めてあったらすてきな羽だと笑顔でほめてあげる
泣き疲れて眠ってる君にそっと移し替えるために
俺はとびきり大きい刃物を
ふるえる手で背中に当て
羽を切り落とした
エンド!!!!
愛するように 花梨→←世界は恋に落ちている Leon&Ewan
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作者名:(・∀・) | 作成日時:2022年9月17日 12時