シグナルチェンジ…Kei.I… (ページ46)

今日:23 hit、昨日:2 hit、合計:101,621 hit

46 ページ46

A「え？」

裕翔「Aちゃんが、いのちゃんに抱きしめられてんのが。」

あれ。

嘘。

何、この展開。

裕翔「…本当はさ。前から、いいなー、可愛いなーって。でもなんつーか、ほら…

やっぱ、いのちゃんのなんだろーな、と思ってて。

だけど、別に彼女いるし、思い切っていのちゃんに聞いたら、違うよって言うし。
…Aちゃんも違うって言うからさ。」

違う？

違う。

うん、違うよ。

裕翔「いのちゃんも、裕翔なら安心だよって言うし、ちょっと本気出そうかなと思ってたら、今日Aちゃんが来んだもん。
俺、すっげーテンション上がっちゃって。」

A「…………私服も見れたし？」

裕翔「うん。………っていや、違うし！違くないけど！服だけじゃなくて！」

A「はは。裕翔君、おっかしい。」

慌てる姿が面白くて、くすくす笑う。

裕翔君も、赤い顔をさらに赤くして
へへ、と笑った。

裕翔「とりあえず、って言ったらアレだけど。友達からっていうか。

一緒に遊び行ったり、してみない？」

A「……………いいよ、そんなの、」

裕翔「え？」

そんなの、いい。

すっ飛ばしてしまえば、いい。

呆ける裕翔君に、
私からキスをした。