キラキラヒカル③...Hikaru.Y... (ページ7)

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あんなに正直だったAにそう思わせていたこと自体、俺の責任だ。

Aは俺の様子がおかしいことに気付いてて、
だけど、俺には聞くことが出来なかった。

そのとき、何を考えていただろう。

どんな気持ちで話を聞こうとしていただろう。

薮だって、意地の悪いやり方をする奴だけど、
無闇に人を傷付けるような奴じゃない。

俺と違って頭もいいから、きっといろんなことを考えて、そのうえでAに話したんだろう。

光「未練……っつーか、ちょっと心配で……、」

宏太「あー大丈夫大丈夫。
おまえに心配されるほど弱くねーよあの子は。」

光「なっ、なんでそんなこと分かんだよ！」

宏太「さあーねえー。」

光「くっ………」

宏太「あの子の心配するより、自分の心配しろよ。まだ解決してない問題あんだろ？」

薮が何が言いたいのかは、すぐに分かった。

元彼女とのこと。

今ではもう返事もしてないけど、
連絡は未だにある。

…でも薮にこの事を細かく話したわけでもねーのに、なんでこいつはいつも何かしらを知ってんだ。

そんなに俺、顔に出てんのか？

宏太「アホなほど好きだったんだから、もう付き合っちゃえばいいんじゃね？
それで万事解決ってことで。」

光「アホっておまえ…、
そんな簡単な問題じゃ、」

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