イエスorイエス②…Daiki.A… (ページ8)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:223,248 hit

57 ページ8

.

光「あ、あぁあ、有岡の家に住むことになったぁああ！？」

口に頬張っていたパンを溢す勢いで光くんに聞き返される。

A「う、うん。」

光「警察は？！」

A「行ったよ、朝イチで雄也と。」

光「たかきぃ！」

光くんは即座に睨むような鋭い目を移す。

その視線を綺麗に交わして、
雄也が大げさに肩を下げた。

雄也「まあ行ったけど、相手にされてねーよ。
巡回しておきますね、で終わり。
実際何もされてないわけだからそれ以上動きようがないっつーか。

Aの彼氏もそれ分かってんじゃない？」

淡々とした口調に、反論しようとしていた光くんはぐっと言葉を喉に詰まらせた。

光「…でも有岡の家に、って…そんな、おまえ、大学まで、」

A「1時間半くらい、かなぁ。」

光「だろ？！そんなら有岡がAんとこに、」

雄也「いや、それじゃ彼氏帰ってくるまで不安だからでしょ。有名人の方がセキュリティも何でも、俺らと違ってしっかりしてんじゃん？
それに、A自身あの部屋にいんの無理じゃね？」

それを聞いて光くんは、ハッとすると私の肩を勢い良く掴んだ。

.