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画面中央に写真、その下に短い文章が現れて、
続きを促す文をタップすると全文が表示された。
何が気になることなのか、必死に目で追うと、羅列された文章は短い詩のようなもので、その下には#マークで単語がいくつか綴られている。
雄也「えー、と『本当に幸せだった〜、また会えるなんて嬉しい』……なにこの恥ずかしい文章。」
光「ちゃんと声に出して読めって。」
雄也「どーゆープレイだよ…こいつポエマーなの？」
光「なんか知らんけど、日記？みたいな。
てか先輩なんだけどさ。」
私は二人のやりとりを話半分に聞きながら文章を読み続けた。
【本当に幸せだったー！
また会えるなんて…嬉しい！
久し振りだったけど、
私、やっぱりすっごく大好きなんだなぁ。
ほんとカッコよくてドキドキしちゃう。
もっと会いたいよー
#デート #楽しかった #だいすき #しあわせ】
自分の幸せに酔いしれた思いを書き連ねた文を眺めて、眉間に皺をしっかりと刻む。
光くんがこれを見せたのには、必ず先ほどの会話と繋がる何かがあるのだと思い、隅から隅まで必死にその何かを探した。
雄也「で？これどこにも有岡大貴って匂わせるもん一切出てねーけど。」
光「写真見ろって。」
A「小さいし、分かんないよ。」
光「ちょ、待て待て、」
.
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作者名：環
| 作成日時：2018年7月28日 23時
