私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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「では一度お借りしました
こちらのお題を開封していくわけですが…どうしよう…
ここは公平性を保ち、なおかつすぐ移動できるように…まずは四年生から始めて…

委員会対抗といえどポイントは学年ごとに入るので六年生が二番目
その次が五年生という形でよろしいですか？」


競技としての盛り上がりが欠けている現状を打破するために私がない頭を使って考えた答えがその方法だった


「お？それで良いんじゃないか？」

「別に俺たち六年生は五年生に先を譲っても良いが…」

「ははお気になさらずに食満先輩
すぐに追いつけるので」

「良いだろうその言葉後悔するなよ？久々知兵助？」


この私の提案にいち早く同意してくれたのは
八左ヱ門くんであり
逆に食満先輩は私の案の修正を図ろうとしたが
久々知くんの一言によって、これは無くなった

うーん多少バチバチしているが
これくらいなら問題ないだろう
どうやらこの方法で進めて行けそうだ

そう思った私の元に
田村くんが側へと微笑みを浮かべて歩み寄る


「先輩お気遣いいただきありがとうございます」

「四年生の実力を下に見ているというわけではなくて先輩としての建前だから
どうか気分を悪くしないでね…？田村くん」

「わかっていますよ
学年ごとにポイントが入るとはいえ
私たちは同じ会計委員会ですから
私の順番は四年生の一番最後に回してください」

「よく出来た後輩だ〜頭撫でたくなる〜！」

「ってもう撫でていらっしゃるじゃないですか…」


いつもの委員会と同じようなやり取りを
周りに色んな人がいるのに
つい、やってしまい
田村くんの頭を撫でてしまう
でも、これは絶対潮江先輩の影響も少しあると思うのだ


そして、田村くんの頭をなでることに夢中になっている私は相変わらず
その周囲の人たちの反応まで気が回らない


「「「チッッッ！！！！💢」」」

「おのれ…三木ヱ門…見ていろぉ〜
この滝夜叉丸がお前を完膚なきまでに倒すからなぁ…！！」

「まぁ待て滝夜叉丸
競技で潰せばいいんだ競技でご法的になぁ？？」

「滝夜叉丸も八左ヱ門も落ち着けよ…
って瞳孔…うぉ…やば…
流石に勘ちゃんも引くわ〜…」

「はぁぁぁぁ…後輩に対してお姉ちゃんぶる
A…今日も可愛い…」

「食満先輩もそのペンライトと法被と鉢巻き仕舞いましょうか？？？
って俺しかツッコミやってなくない！？！
どうなってるの！？！
残りメンツは兵助の豆腐を食べ出すなぁ！？！！？


ぁぁ…もう早く終わってくれ…」

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