私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

5 ページ5

今日一日だけでもA先輩のお父上から様々なことを学ぶことが出来た



これでさらに輪子の強さに磨きがかかると思うと男心に思わず弾むものがある


明日の午前中までは今日学んだことを応用して輪子を実際に砥ぐ予定となっており
そして、午後は先輩と共に忍術学園へと帰る予定だ


つまり、今は明日に備えた時間というわけだが…
私は今日泊まらせていただく身だ
昼間はご厚意に甘えさせて貰ったが何かお返しをせねばと考えていた、その時



ふと食欲を誘う匂いがし、その匂いに釣られるがまま台所への方へと向かえば
そこに先輩のお母上が食事の支度をされていた









これはちょうどいい








「手伝いますよ、お母様」

「あら！いいのよ！そんな！
Aがお風呂の準備し終わったら
手伝ってくれるからゆっくりしていて〜？」


そんな風に声をかければ
私の方に振り向き、笑って応えた


そういえば確か先程、先輩が薪を持っていたな
そっちも手伝えば良かった


だが、先輩の負担を減らすことを考えても
とりあえず今いるこちらを手伝ったほうがいいだろう




「いえいえ

忍術学園では自分達で食事の支度をするので
お手伝いさせてください

泊まらせていただくわけですし」

「そう？
じゃあ、お言葉に甘えてお願いしようかしら？
その大根を銀杏切りにして貰えます？」

「お任せください！この平滝夜叉丸にかかれば
桂剥きですらこの通りっ！！！」

「わ〜！！流石平くん〜！
本当になんでもできるのね〜！！！」



ふふん♪そうでしょう♪そうでしょう♪
なんて言ったってこの滝夜叉丸はスーパースターなのでこれくらい当然できるのです！！


お母上はパチパチと手を叩き
私を褒め称えるが
その手を止めて、何かを思い出したかのように思い出し笑いをする






「ふふっAの言う通りだったわね〜」

「えっ？」

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す