私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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「たべすぎた…」



兵助くんの料理をなんとか食べ切って
膨らみすぎた胃を落ち着かせようと
忍術学園校内を歩き回る



ただブラブラ歩いているだけだと
余計な思考が湧いてきてしまって
それが頭の中をこだまする









兵助くんは分かってない








分かっていないんだろうなぁ…











私が何故ここまでしたのかなんて
わかるわけないよね














『嫌だったんだよ』








私のために作ってくれたものを誰かにあげるなんて
絶対に嫌だったの
例え、それが五年生のみんなでも
嫌だったんだもん





あげたくない
あげたくなかった








「なんて…どの口が言うんだかね…」






そう呟いてから
自分の心情を冷静に考え直したら
恥ずかしくなってしまい




その場にしゃがみ込んだり
また立ち上がってはぴょんぴょんと跳んで
体温が上がってきたことによる
熱さを拭おうとしてみる



我ながらこんなこと思うだなんて
意外と乙女じゃん！
やっば…！無理…！恥ずかしいやつじゃん…！！
あ〜！！！今人いなくてほんと良かった…！！













嬉しいのも___












モヤモヤするのも___



















「全部【兵助くんのせい】だ〜！！！！！！！！」

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