私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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私の目の前に広がる
たくさんのお豆腐料理



高野豆腐に八杯豆腐、餡掛け豆腐、豆腐みそ
田楽豆腐、冷奴、麻婆豆腐、豆腐鍋…


どれも兵助くんが作ってくれた
美味しそうな豆腐料理…！！！！











だけど…










だけどやっぱり量がバグってるっっ！！！！！





う…うん…わかってた…！！！わかってたから大丈夫よ！！！！
胃袋なんて概念は消すだけ…！！！そうでしょ！？




「美味しそう〜！いただきます！」






覚悟を決めるように手を合わせてから
箸をとって一つ、また一つと食べ進める
本当にどれも実家の料理とは少し違うけれどそれを彷彿させるようなあたたかい味がする




美味しい…！本当に美味しい…！
豆腐料理を自分でも作ったことはあるけど
それとは比にならないくらい美味しい…！



美味しさのあまり緩みきった私の頬を
料理を作り終えたままの格好で私の前に頬杖をついて座っている兵助くんもニコニコと嬉しそうに見守ってくれている


そんな風に兵助くんが私を見ていてくれてるのが嬉しくて、どんどん箸も進んでいく






それでも、やはり私が胃袋という概念をなくすことは現世では無理らしく…
どんどん手が遅くなっていく


ダメですよ…！！！A…！！！！
こんなんじゃ兵助くんを悲しませちゃう…！！
そんなの絶対ダメ…！！！！！！
自分に鞭打ってでも止まらないように手を伸ばしかけたけれど




兵助くんがそれを止めるかのように
私に声をかけてきた



















「ご…ごめん…やっぱり量…多いよな…？




Aは女の子なのに…
こんなに食べられないよな…？
食べられるだけで大丈夫だから…！」

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