私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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さてさてこちらは忍術学園の中の校庭
そのうちの一つの木の下にAはあいも変わらず不破から勧められた本を読んでいた


ただ一つ
いつもと異なることがあるとするならばそれは__







「あのぉ…食満先輩…？？」

「なんだ？？乱太郎？？」

「A先輩の絵を描くのは
別にいいんですけど…










なんでコソコソ隠れる必要があるんですか…？」


そう乱太郎達がそんなAの様子を近くの茂みから見ているということの他ない
もちろん乱太郎達がそうしたいと望んだわけではなく、今回の原因である食満留三郎がそう望んだのだ




「ッバカ！！お前！！
俺がAのオタクをしてることがバレて
Aに気持ち悪がられたらどうすんだっ…！

推し活はひっそりやるもんなんだよ…
ひっそり…」

「別に好きならいいじゃないっすか〜

あ…でも…A先輩にわざわざ話して…
絵を描いて…それをブロマイドにするとなると…？
売れた時、A先輩にも金を支払わなくちゃならなくなるのか…



よし、黙ってましょう」


「もう私何も言わないからね
きりちゃん」

「お前なかなかに悪どい商売してるんじゃないだろうな…きり丸…」



オタクで少し恥ずかしがり屋さんであった
食満留三郎は乱太郎達に自分のオタ活理念を押し付ける訳だが
きり丸はこれを商売のための戦術として同意した



これにはいつもならツッコんだり制したり乱太郎も
流石に今日はもう疲れたため
ツッコむ気力もないようだ
そして、食満も流石に根っからの商売人であるきり丸のその思考に驚きを隠せずにいた


そんな食満をきり丸の隣から顔を覗かせて見ていた
しんべヱがあることに気づく









「食満先輩〜それにそのうちわなんですか〜？」

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