私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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拳と拳、脚と脚が激しくぶつかり合う
不破と七松から少し離れたところに
二人がいた






「あっちは始まったか…













どうやら残ったのは俺とお前だけのようだなぁ？
尾浜勘右衛門」






食満は七松達の方をしゃがんで見ていたが目の前にいる自分に一歩ずつ近づいてくる尾浜と目線を合わせるため立ち上がり，勝負を持ちかける
その尾浜はこれにいつもの明るさは失わずに笑って応えた






「そのようですね食満先輩」







「本当に俺たちに勝てると思うのか？








学級委員長でもあるお前が」
　

ゴールの条件の一つは
【チームメンバー全員でのゴール】
つまりここで誰か一人でも倒れ
ゴールへとたどり着くことが不可能となれば
その時点で失格となる


尾浜たち五年生の狙いはそこだろうと食満は見込んでいた


確かにそれは五年生達に残されたわずかな勝ち道ともなるが六年生と五年生が真っ向勝負をして勝てる保証はどこにもない
むしろ、あの【七松】がいる時点で五年生が倒れることは確定しているも同然だと思うのだ

そんな無鉄砲な策を本気でこの男が信じているともとても思えず、興味本位でただ聞いてみた








それでも尾浜はまだ諦めるところではないと言いたげに
勝つ自信に満ちていた







「ここで先輩方を倒させなくても

勝つのは【僕たち】ですよ」










なるほど、まだ足掻くというのか
骨がある後輩で何よりだ
そうでなければ【勝負】も面白くない













食満はこれからの勝負に心を躍らせる















先輩を蹴落とそうとする
【生意気】で【可愛い】後輩を返り討ちにするため








「そうか…













ならば！！！！！
その自信ここでへし折ってやろう！！！！」


「折れるものなら折ってみてくださいよっ！！！」


「言うじゃねぇかっ…！！！
















【勝負だ〜！！！！！！！！！！！】」

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