私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？弐っ！【RKRN】

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勘右衛門！！？！！！！！！？！！


なんで「兵助とA仲良くなれると思うぞ〜！」とか付け足して言ってるの！？！！？
なんで私の肩に手置いて
私と久々知くんと向かい合わせるの！？！？


勘右衛門！？！？！？黙ってて！？！！！？
ほら！！！急に言われたから久々知くんも「え！？」って戸惑ってるよ！！？！！


誰か…！！
誰かこの状況をなんとかしてください…！！



しかし、私のこの願いは更なる悪循環を生む





「僕とも八左ヱ門とも
もう仲良しだしね〜！」

「私はまだ仲良くしているつもりないが？？？」


と先程の女子高生のテンションを引きずっている雷蔵くんと
それに対して私が悲しくなるようなツッコミを入れる鉢屋くんによる更なる追攻撃が繰り広げられた


つまり端的に言えば
友達の友達だから仲良くなろう！！と
彼の友達面々によって外堀を埋められたのだ






ま、まずいのでは？？？
これいよいよ、まずいのでは？？


今までの久々知くん見守り生活の思い出が走馬灯のように思い出される






それはきっと







「そうだよね…！
せっかく同じ組なのに
今までちゃんと話したことなかったよね
改めてこれからよろしく
えっと…Aさん？」




　





「ハ、ハイ…
ヨロシクオネガイシマス」






その生活と【別れ】が来ることの
前触れだった_____

















一方で誰も気づいていないことが
ここで一つあった








それは【男】の黒く澱んだ感情により生じ出た







ささやかな呟き______









『…負けたくない』





その言葉とともに向けられた突き刺すような視線はただ一人の【男】をさしていた

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