私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？弐っ！【RKRN】

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人だ…！！！！人が来た！！！！！！
誰だろう久々知くんかな…！？
声あんまり聞こえなかったからわからない…！！！！
でも、このチャンス…！！！！
逃してなるものか！！！！！


スーッと息を大きく吸い込み
そして、三郎次くんの耳を塞いで叫ぶ


「誰か…！！！！！！！！
誰か助けてください！！！！！！！！！！！」



こんな必死に叫んだこと人生で一度もないやと思うくらい大きな声が自分から出たことにびっくりする
やっぱり不安って隠せないんだな…
三郎次くんの耳塞いでおいて良かったかも
そして、三郎次くんの耳から手を離して
扉の向こうにいるであろう人の返事をまだまだかと待つ




お願い…！！！
気づいて…！！！！！！！！！！
















「その声…Aさんか！？」



…！この声は…！！！！
その声を聞き
私は思わずホッとようやく安心できた











「久々知先輩の声です！！！」




三郎次くんが嬉しそうな声で
彼の名前を呼んで
私も確信へと変わる

扉の前へと近づき
彼に伝わるように声を出して話しかける




「久々知くん…！！！良かった…！！！
実は扉が開かなくなってしまって
内側からも開かないんです…！！！

それで三郎次くんと一緒に
ずっと閉じ込められてて…！！！」


お願いどうか急いで…！

そんな祈りを込めて私は彼に助けを求める
今まで頑張ってくれたけど三郎次くんは
恐らく限界だ
むしろここまで良く持ち堪えてくれた方だ


すると彼も事態を把握し
私とは違ってすぐさま冷静に対応する



「…三郎次も！？わかった！！！待っててくれ！！
人を集めてくるっ！！！！！」



そう言って彼は細かく足音を刻み離れていく




あと少し



もう少し…！！

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