私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？弐っ！【RKRN】

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「刀について教えて欲しい…？」


「はい！
先輩のご実家は刀鍛冶でいらっしゃいますよね！！
それに潮江先輩が忍術学園の生徒の中でも
刀のことならA先輩が一番だって！」


団蔵がつぶらでキラキラとした目で私を見つめて私のことを話す

潮江先輩がそんなことを…ちょっと認めてくれているみたいで嬉しい…
なるほど確かにその課題なら私を訪ねた理由も納得だ
だけど、私は頭の中で自分よりもこの課題に適している人を思い浮かべる



「でも…それなら私より忍術学園の剣術師範である戸部 新左ヱ門先生に聞いた方がいいんじゃ…？」



そう、忍術学園の剣術師範である戸部新左ヱ門先生ならば剣術もとい刀に関する知識も一生徒である私を遥かに上回るだろう

それに金吾くんも戸部先生に習っていることだし
そちらの方が付き合いがない私よりもこの子達にとっていいのではないか




そう思って彼らに聞けば
彼らはまた気まずそうな空気になり
きり丸・しんべヱ・乱太郎の三人が話を進める



「いやぁ〜…
戸部先生だと刀をいつ振り回されるかが気になって集中して話を聞けないので〜！」


「A先輩に教えてもらった方が安心してきけるかなぁ〜って！」


「お願いします！先輩！
私たちに刀について教えてください！」


「「「お願いします〜！！」」」





なんとも可愛い姿で手を握り、先程の団蔵と同じようにキラキラとした目で私にお願いしてくる


なるほど確かに戸部先生…動くものを見ると見境なく刀を振り回すという物騒なクセがあるもんね…
一年生にはそれがちょっと怖いのかも…

なら、私の答えはたった一つ



「もちろん…！
いつも会計委員会で頑張ってる団蔵と
は組のいい子達のお力になれるなら…！」


そういえば
は組のみんなはみるみると笑顔になり
飛び上がって




「「「やったぁ〜！！！！」」」


と愛らしく喜んでくれたのだ

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