私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？【RKRN】

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あの男の子との勝負を終えた私は
木下先生から保健室に行くように言われ
忍術学園校医の新野先生に見てもらったところ

背中を打ったところが少々あかく腫れているだけで
特に問題はないとのことだ


なので、手当てをしてもらった後に
こうして実技訓練の試合を見に戻ってきたのです




まだ訓練場まであと少しだけ距離があるため
細かいことはよくわからないけれど
この盛り上がり具合から見て決勝戦といったところだろう。

誰と誰が戦ってるのかな
そう思いながら歩き進めれば

決勝戦を見守る観衆の中央には


同じ組の尾浜勘右衛門と



















そして久々知兵助こと【彼】がいた



やっぱり凄いなぁ…
もう少し試合が良く見えるところはないだろうかと
人が比較的少なそうなところを狙う






あ…あった








その場所を目指し歩き進めば
今まで見えていなかった視界に
【彼】の横顔がうつる






「「あっ…」」



どうやら向こうも私の足音で人の気配を感じて
こちらを見ていた

お互いの存在が予想外だったため
目の目が合うと思わず口から言葉が漏れていた



「こ…こんにちは」と彼に言おうとした瞬間







身体が温もりで包まれる





そして、耳元のそばから【彼】の声が聞こえる
















「…大丈夫か？」

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