私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？参っ！【RKRN】

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自称委員会の花形である体育委員会のメンバーの何人かが横たわっている中


この男だけが息がブレることもなく
凛としてそこに立ち


横たわっている何人かを見て呆気に取られている潮江とAの存在に気づく









「お？文次郎！！！！
なんだ！！お前たちも来てたのか！！」


「なんだ小平太か…
お前たち体育委員会もトレーニングか？」



そう体育委員会委員長で六年ろ組の【七松小平太】だ

おそらく、またいつものように『いけいけどんどん！！！！！！』の精神で突っ走った七松に
なんとか喰らい付いていた体育委員会のメンバーたちもここでようやく力尽きたというところだろう
その様子から今回は相当ハードなトレーニングだったのではないか？と潮江は推測したのだ





「いや！！私たちは恒例のいけどんマラソンだ！！！」

「恒例の…」


『その割には他のメンバーが疲れ切っているが？？？』
と潮江はこの時思ったそうだが
ブーメランであることに同じように後輩を疲れさせた
張本人である潮江はもちろん気づいていない




そんな中、横たわっていた団蔵と同じ一年は組の生徒である皆本金吾も七松の話し声で潮江とAの存在に気づく




「あ…！！！！A先輩だっ…！！！！！
Aせんぱ〜〜〜い！！」





そして、金吾はAの姿が見えた途端
目をキラキラとさせ
七松が原因である疲労のことも忘れて立ち上がり
Aの元へと走る




「金吾…！！」




Aも金吾の存在に気づくと
手を広げて金吾を受け入れようとする




そうこの二人
以前、一年は組の生徒たちにAが刀について教えた以来
戸部新左ヱ門に教えを乞うている者同士として
よく二人で会うことが増え
金吾は優しいだけではなく知識と刀の扱いが巧みなAのことを尊敬し懐いているのだ




「うわぁぁぁん！！！Aせんぱぁぁい！！」



だから、七松について行くのに精一杯で辛すぎた金吾はAに泣きついて
いつものようにいっぱいいっぱい抱きしめてもらって慰めてもらおうとAの元へと飛び込もうとする






しかし、これを絶対に！！！！！！許さない者が
会計委員会に所属していた



















「馬借キック！！！！！！！！！！！！！！！」

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