かわいい4年生はもふもふとともに…【男主】

続き ページ46

山田利吉side


もんちゃんや留三郎達に会わないように珊瑚を探していると…いた!!

幸い今は1人だ!!


珊瑚を後ろから抱きしめた。もう、4年も会ってなかったから力がこもる。

珊『いたいです!!僕、お金持ってないです!!』


おや？珊瑚は私と気づいていないみたいだ…

利｢珊瑚、私だよ。｣


珊瑚を私の方向にくるりと向けると

珊『利吉お兄ちゃん!!久しぶり!!』

嬉しそうに私に抱きつく珊瑚。

珊『利吉お兄ちゃん全然会いに来てくれなくなったから珊瑚のこと嫌いになったのかと思った…』
涙目になりながら珊瑚が言う。

珊瑚…

利｢珊瑚…私が珊瑚のことを嫌いになるわけないだろう？｣

私は珊瑚を抱っこしたまま珊瑚に語りかける。


竹｢珊瑚〜どこだ〜｣

も｢ぢゅ！！｣

やばい…もんちゃん激おこだ…


利｢珊瑚、そろそろ私はおいとまするよ｣

珊瑚を下ろして帰ろうとすると、袖を掴まれた。

珊『帰っちゃ嫌だ…もう少し居て…』


珍しい…いつもなら、

珊『利吉お兄ちゃんまたね!!』

って言うのに…


珊『利吉お兄ちゃん忙しいから次会えるのいつか分からないから、寂しい。』

朱い目をうるませて私を上目遣いで見る珊瑚。

理性がぐらぐらと音を立てている…


利｢珊瑚、次会えるまで寂しくないおまじない。少し口開けて？｣


そう言って私は珊瑚に口付けをした。


瑠璃川珊瑚side


久しぶりに会った利吉お兄ちゃんとばいばいするのが寂しくて、利吉お兄ちゃん困るってわかってるのにわがまま言っちゃった…

利吉お兄ちゃんと笑ってばいばいしないと…でも…寂しい…


利｢珊瑚、次会えるまで寂しくないおまじない。少し口開けて？｣

やっぱり利吉お兄ちゃんは珊瑚の知らないことを知っててすごい！！

利吉お兄ちゃんが言った通り口を少し開けると

利吉お兄ちゃんに接吻された。けど、いつもの接吻とは違った。



山田利吉side

少し開いた唇から舌を入れると、
珊『んッ』

珊瑚が少しビクッとして離れようとしたけど、引き寄せてさらに深く口付ける。

珊『んッ…んぅっ…んッ……』



そろそろ珊瑚が苦しいかな？と思い、離れると誰のものか分からない銀の糸が繋がっていた。途中で足に力が入らなくなったみたいで、離れるとペタンと座って、少し赤い顔で肩で息をしている。これ、まじで、もんちゃんたちに殺される…

利｢じゃあね珊瑚。またすぐに会いに来るよ!!｣


すれ違う八左ヱ門に牽制するように笑いかけて、私は忍術学園を後にした。

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